男の体は数えきれないほど痙攣を続けた。
その度に全身の筋肉が硬直するのが見えた。
色黒い太った肉が ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ、っと動くたびに、男の背中を抱きしめる女の白い両手が、男の腰に絡みついた両足が、ユサッ、ユサッ、ユサッ、っと揺れていた。
その後に訪れた 静止画のような数分間の後、ようやく男が体を起こしていった。
男の背中を抱きしめていた女の白い両手が、ゆっくりと引き剥がされていく。
けれど男が完全に体を起こした後も、白い両足は男の腰を引き寄せるように絡みついていた。
肩で息をする男。
その視線の下に横たわる女の体は、2人の汗に塗れていた。
口紅は剥げ落ち、髪はボサボサに乱れている。
そして細くて白い指を、でっぷりと突き出たメタボな腹肉に這わしていた。
それはまるで、愛しい存在を褒め称えるような仕草だった。
うっとりとした表情も、艶やかな視線も、女そのものだった。
少なくとも人妻と隣人には絶対に見えない。
男が腰を動かし、柔らかくなり始めた肉棒を引き抜いていく。
ズルッ、ズルッ、ズルッ、と引き抜かれていった肉棒は、その先まで引き抜かれた瞬間に小さく跳ね、子供の拳のような亀頭が女の恥丘を叩いた。
それは愛液と精液の混ざった液体に濡れ 光っていた。
根元には白く泡立った愛液がこびりついている。
赤黒く、グロテスクなシルエットだった。
女はそんな肉棒に、体を起こしながら両手を添えた。
四つん這いのような姿勢になると、その唇を近づけていく。
最初にした奉仕を 何倍も遅くしたような動きだった。
根元から先まで丁寧に舐めあげては、肉棒にこびりついた液体を舌の腹を使って舐めとっていく。
タマを含んでは吸い込み、指をカリに絡ませる。
根元にこびりついた泡を唇で削ぎ取り、飲み込んではまた肉棒を舐めて掃除していた。
長く、静かで、丁寧な奉仕だった。
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