その頃、院長は明日から始まる研修の準備をしていた。
自分を含めて六人でスタッフを教育する様に考えている。
私が受け持つのは、はるな・・・、正直言って今回の計画が上手くいくのも、頓挫するのも
はるなの攻略にかかっていると言っても過言では無かった。
もし、失敗したらスタッフ全員を失う事になる。
なんとしてもこちら側に引き込まなくてはならない。
大学病院で一緒にいた頃から目星は付けていた、しかし、手元から離れたはるな・・・・。
こちらものし上がるために今の妻と一緒になった訳だから、とやかくいう筋合いなど有りはしない。
けれど、人の物だからこそ奪った時の満足感は計り知れない。
今回はこんなどうでも良いクリニックに、降りかかった災いが、私の計画を後押しする事になったのだ。
僕はこのクリニックで、大学病院に凱旋する、ここのスタッフを武器に・・・・。
スキャンダルで弱みを握るのだ。
僕は手始めに大学でのサークル活動で仲間にした医師を五人誘って、既にスタッフの部屋で待たせてある。
僕を入れて六人の性癖をスタッフに教育するのだ、ここに来る患者は千差万別、性癖も色々あるのだ。
しかし、スタッフ達にいきなりは難しい・・・。
そこで考えたのは、催眠術による導入だった。
僕は学生時代に精神科も得意分野だった、そこで僕が動画を作って仲間達に切っ掛けだけは作ってやろうと
思ったのだ。
はるな以外はね・・・・、はるなにはそんな事は必要無いと思っている、それにいざとなればスタッフを
盾にすれば良いと思っている。
さて、準備は完了だ、僕の方はADでは無いので、想像しただけで・・・
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