「・・・終わり・・・ですか・・・」
そろそろ店を出なくては会社に戻れない時間になって、山崎が「そうそう、そういえば・・・」と、いつものわざとらしい前置きの後に続けた言葉の意味を、俺はすぐには理解できないで聞き返していた。
「そうです・・・旦那さん、、、貴方にバレたら全て終わり・・・そう、約束しました」
妻の心に自分の存在が残っていた実感が、心に湧き上がるのを感じた。
もしかすると小さな、微かな存在かもしれなくても、妻はまだ俺の存在を心に持っている・・・その事を、まるで良い事のように勘違いした。
そして、それが事実である事は、帰り際に手渡されたUSBの中に保存されていた。
俺が今立っているベッドとクローゼットの間・・・この角度から、それは記録されていた。
アァッ、アァッ、アッ、、、アァッ、、アッ、、
「分かったか?・・・どうなんだ!」
山崎が、乱暴に腰を突き下ろす。
そのたびに、目の前にあるベッドの上で妻の体が跳ねていた。
肉と肉のぶつかる パンッ、パンッ、パンッ、とゆう音が鳴っていた。
喘ぎ声と肉の音の中で、山崎は何度も言い聞かせては確認していた。
「アァッ、はいっ、アッ、、、はいっ、バレたら・・・アァッ、アッ、バレたら終わり・・・アァッ」
「そうだ、全部終わりだ、わかったか?」
「アァッ、アッ、はいっ、アァッ・・・ぜんぶ・・・アァッ、バレたら終わり、アッ、アァッ・・・」
「ほら、カメラを見ろ・・・このまま旦那に送りつけてやろうか?」
「ダメッ、アァッ、いやっ、ダメッ、、、アァッ、アッ」
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