「・・・・・・それで?」
俺が質問しても山崎は無言のまま、ニヤニヤと笑いながら俺を見ていた。
「・・・いたんですね・・・条件を満たした子が」
下品な笑顔のまま、満足そうに うんうんと頷く。
「女を・・・妻を道具にする資格を持った子が・・・」
言葉が止まらなかった。
最悪の予想を、自分の口が勝手に進めていく。
そんな俺を、山崎は無言で見ていた。
「・・・・・・最後の子・・・・・・ですね」
「・・・・・・そうですよ」
俺の言葉が終わってしばらく経ってから、ようやく山崎が話し始めた。
「無邪気な悪意は、あの年齢なら誰だって持っている・・・とゆうより、男なら誰だって、少しは持っている・・・まぁその形は・・・人によって違いますが」
そう言いながら俺を見る山崎の、目は、俺が所有する側ではなく形の違う・・・せっかく手に入れた大切なものを、他人に差し出す側の形だと決めつけ、断言していた。
「しかし、あの状況で・・・便利な穴がそこにあり、アレだけの言葉と仕草で請われても、サルのような性欲まみれのはずの全員が挿入だけで満足していた・・・あれは、そのくらい全員が満足していた証拠でしょう」
俺は自分の昔を思い出しながら、画面に写っていた子達に重ねて想像した。
誰かが萎えて管理を失わないようにしたとしか、思えなかった。
つまり、山崎の言葉通り限界まで抱き、犯した後の証拠・・・なのだろう。
「・・・なのに、また抱いた・・・権利を得た後なのに、興奮が止まらず、あのシチュエーションに・・・女が破滅に向かっている状況にチンポを立てた」
山崎の声に、少し熱がこもっているように感じた。
「・・・・・・これはもう、『合格』と言わざるをえんでしょう」
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