「・・・・・・それで?」
あのビデオを見てから、気になって夜も眠れない日が続いていた俺は、たまらず山崎を呼び出した。
「いゃぁ、順調ですよ?・・・そういえば先日なんてアダルトショップで」
「そうじゃなくて!」
その場所が喫茶店とゆう事も忘れて、大きな声を出した。
周りを確認する余裕すらなく、山崎を見る。
よほど強い顔をしていたのか、山崎は俺を見て大袈裟に肩をすくめる仕草をした。
「俺も、さすがに驚きましたよ・・・報告を聞いた日はね・・・」
渋々といった表情で、話しながらコーヒーを啜った。
「さすがに乱暴なセックスをしてしまった・・・まぁキチンと聞けば、まだ住所は教えていないと・・・それはさすがに俺に聞いてからだと、全員に言い聞かせたと言っていましたがね・・・最初からそう言えと、俺は」
「っそれで!?」
今度はさすがに、大声を出した後に周りを確認した。
離れた先にしか客はいないが、数組の興味がこっちに向いているのを感じて声を狭めた。
「・・・それで・・・どうしたんです?・・・まさか、あの子供達に」
山崎は下品な笑みを浮かべ、俺を見た。
わざと時間をかけて、ゆっくりとコーヒーを飲む。
俺にはその数秒さえ、たまらなく長く感じた。
「それも、面白いかもしれませんがね・・・」
低く、恐ろしい声だった。
「まぁ・・・さすがにアレだけの人数のガキに無条件に・・・は、リスクが高すぎるでしょう・・・」
その目は、余裕と自信に満ち溢れている。
おそらく俺は、真逆の情けない目をしているだろう。
狭めた。
「女を道具にするには・・・玩具にするには、やはりそれに相応しい男じゃないと・・・ねぇ?」
その目は自分がもちろん、それに相応しいと・・・そして、俺は相応しくないと言っていた。
「資格とゆうか、条件とゆうか・・・言葉にするのは なかなか難しいが・・・そうゆう何かを持っていないといけない・・・そうでしょう?」
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