ディルドーとローターに絶頂を迎える姿を男の前で晒した真理子は、白い肌を薄桜色に染めた裸身のまま、しばらく放心状態でディルドーに跨ったままだった。姿見鏡に自分を見ると…被っていた蝶のマスクを脱ぎ捨てて…また、しばらく鏡の中の自分と向き合っていた。
そして…ゆっくりと、ディルドーを押さえつけた重い尻臀を上げていく…
ヌラヌラと蜜で濡らしたディルドーが姿を現し、全体に白濁して蜜が絡みつき湯気でも出て来そうな状態で…抜き取った瞬間に甘い吐息を吐く。
真理子:『んん…ぁぁ……』
真理子は鏡を見ると、その顔は少し疲れたように見える。
ぼやけた視界で目に入ったのは、床に置かれたスマホで、真理子の恥ずかしい汁に汚れていた。
拾い上げると、既に通話は切れていて…
男から切ったのか?それとも、私から?…それすらも、思い出せずにいて…
腰を抜かした体をよろめかしながら立ち上がり、
真理子は全身からしっとりと滲んだ汗流す為に浴室へ体を流しに行くのだった。
静かに水音だけがする浴室…温かいシャワーの水滴が真理子の豊満な曲線に沿って体を流れていく…牝の匂いを消してくれるようで…
そして、浴室を出た時には、牝と化した真理子の顔はなく、いつもの人妻へと変わり白の下着に身に纏うのだった。
シャワーを終えた真理子は、紺色のワンピース姿で寝室に置き去りにした玩具やレオタードを片付ける…
それらからは、真理子の恥ずかしい牝の匂いを放たれ、今までにないくらいに濡らしてしまった事に…男が言っていた言葉を思い出す…
真理子:『私…マゾ女…』
真理子はポツリと呟くと、家の電話が鳴っている事に気づく……電話に出る真理子…
『もしもし?真理子さん…今、いいかしら?』
電話の主は義母の雅恵からだった。
真理子は義母からの電話に義母に聞こえないように溜息を吐き…
真理子:『はい…お義母様…大丈夫です。どうかしました?』
雅恵:『実はね、近所の○○さん知ってるでしょ?……なのよ…』
義母からの電話は、週に1度は掛かって来る。
その内容は、いつも他愛の無い話や義父の悪口…等で真理子は、いつもそんな話をうんざりしながら、それを聞かされていた。
それに…最近は話題になるのは子作りの話……
雅恵:『ところで…康介とは上手くいってるの?そろそろ……ねぇ?孫の顔見せて欲しいわ…』
真理子:『康介さんとは上手くいってます…はぃ……早く…見せますね…ふふ…では、また……』
真理子は、義母の話にうんざりしながらも上手く取り繕い電話を切るのだった。心の中では…「私のせいじゃないのに…私は子供を作る為に結婚したんじゃない…」と思いながら…
それからの…真理子は、家事をしながら、どうしても気になり…何度もスマホを覗いて、男からのメールが来ていないか?と確認してしまう…
待ちくたびれた頃…男からのメールが来たのは、夜も更けて真理子が布団の中に入った時にだった。隣では康介が既にぐっすりと眠っていて…真理子は、布団の中で静かにメールを読み始める。
【今日は楽しませて貰いましたよ…ふふ…。もう、ぐっすりと眠っているのかな?あれだけ…ディルドーに夢中になっていたからね?あまりに癖にならないように…ふふ……。
ところで、今週末に出掛けられる日があれば教えてくれないかな?土曜日でも日曜日でも……では、また明日…】
真理子はメールを読みながら、心臓の鼓動が身体中に響くほど高鳴っていて布団の中で胸を押さえていた。
男からの誘いに心の何処かで期待してしまっている自分に戸惑いながら…その夜は、なかなか寝付けずにいて……
(続く)
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