真理子は、火照った身体を冷ますように浴室で身を清めると、濃紫色の揃いの下着を身に纏う。
ブラには金色で刺繍が施してあり、揃いのショーツも前には同じようにレースに金の刺繍があり、高貴な感じのする下着だった…
この下着は、康介との夜の営みを期待して新しく買った下着で、真理子は、今、夫ではない羽生に、そんな気分で仕方なくて…自らのまだ疼く身体に慰めるように下着を着て、鏡の前に身を映す…
すると…脱衣籠に置いていたスマホに、羽生からメールが届いている事に気づく。真理子は、直ぐに開いてメールを読み始める。羽生からのメールは金曜日の事で、目を通すと「美穂子」という女性の名前に目を通すと、先程の電話の女性の事が思い出される。落ち着きのある優しそうな声…真理子はどんな女性なのだろう?と気になりながら、返信のメールを打ち始める…
【真理子のメール】
「はい…主人は、その日は帰って来ないので…何時でも…美穂子さんと会う時間もあわせます……」
真理子は、その後、羽生から確認するからという指示にどうやって撮っていいかわからず…今、身に纏ったばかりの下着姿を鏡に映し、カメラに撮すのだった。そして…返信のメール文に…
「ちゃんと中に入れてます……どうやって撮っていいかわかりません…これで許してください。今、着てる下着です…」
真理子は送信すると、羽生からのメールを待つように、下着姿でリビングへと向かうのだった。そして……
数分後にスマホにメールが届いた知らせが届く。
【羽生のメール】
「そうなんだ…じゃあ、その夜は、遅くまで楽しめそうだな…美穂子さんにも、伝えておくよ。なかなか、セクシーな下着も持ってるじゃないか……。どうやって撮っていいかわからないか…それなら、今からその下着菅田のまま…ベランダに出ろ…俺が隣の仕切りの隙間越しに確かめてやるから…」
真理子はメールを読むと悪魔のような羽生の指示に下着姿を見せてしまった事を悔やむ……しかし、そんな気持ちの中に、露出すると言う羞恥プレイに興奮する自分がいて……真理子は、静かにベランダの大きなガラス戸に向かっていく…
(続く)
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