羽生の家の玄関を出た真理子は、辺りを気にしながら自宅へと飛び込むように入り心を落ち着かせる。
玄関のドアを閉じ鍵を掛ける…静かな自宅で先程まで羽生に犯された事など無かったような静寂が真理子の体を包む。
しかし…真理子の体の中で一部、熱を帯びているような部分がある。それは…下腹部に息づいている羽生の精の袋…その薄い皮から滲み出て来るのじゃないかという妄想に真理子のそこは、熱く感じるのだった。
そして…真理子は直ぐに浴室へと足を運ぶ。羽生に抱かれた身体は、真理子の全身から湧き出す牝のフェロモンと羽生の牡の匂いが絡んで、真理子の身体を、未だに包み、火照らせてしまうのだ…
真理子:『あっ…あぁ…んんっ…』
服の上から乳房に触れただけで、まだ敏感に感じてしまう。真理子は、服を脱ぎ下着姿になると脱衣場の姿見で自らを映し出し、見つめて…ブラを外し……ショーツも脱ぎ…白い肌がほんのりと桜色になっている裸身になり…真理子は鏡を見ながら軽く乳首の根元を摘んでみる…
真理子:『あぅっ!…ぁぁっ…』
いつもなら、乳首の先端を撫でて優しく弄ぶ自慰…真理子の身体は羽生に開発されたのか、強く摘んでしまう快感を覚えてしまったのか…真理子はその痛みのような快感に震えると、自分の中に埋められた羽生のゴムが気になり、その場で足を開くと蜜口に指触れさせる…
真理子:『はぁぅ…んっ…ぁぁ…』
蜜口に触れた指は、まだ潤んでいた…そして、その指には、直ぐに異質の物がはみ出ている事に気づく。そのゴムの断片を摘んでみると、少し引き抜こうとするが……一瞬、躊躇い…その指は、ゴムを奥へと押し込んでいく……
真理子:『あぁぁっ…んんんっ!……』
真理子は静かな脱衣場で一人、声をくぐ漏らせながら深い吐息を吐く…そして、ゆっくりと引き抜くと、鏡に向かって、その快感に震えた鏡の中の自分と見つめ合うのだった。
一方…その頃、羽生は美穂子からのメールを読んでいた。
【美穂子のメール】
「羽生さん、さっきはお楽しみ中、ごめんなさいね。二人の雰囲気を感じて、こっちまでHな気分にさせられたわ…。早く、真理子さんに会ってみたいわ…ところで、金曜日の件だけど、いつもの○○ホテルのスウィートを予約したの…PM7:00くらいからどうかしら?あと…その前に、真理子さんと二人でお茶でもしたいのだけど…ダメかしら?また、お返事待ってますね」
羽生はソファーで美穂子のメールを読むと、美穂子と真理子が二人で会う事を思うとニヤリと口角を緩めて…
そのあと、真理子に美穂子のメールの件の話を入れて作成すると、最後に…
「……また、メール待ってるよ。追伸:俺のゴムを抜いてないだろうね?抜いてないか、確認するから写メ待ってるから…」
そして、隣の部屋に居る真理子を想像し、ほくそ笑みながら、メールを送信するのだった…
(続く)
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