康介から上手く逃れる事が出来た真理子は、一人…鏡に映るボディストッキング姿を見る。
手首と脚には、まだ痣のように縄目がくっきりと刻まれていて、まるで縛られていた時のように、両手首を揃えてみる。
初めての体験…緊縛、剃毛、拘束挿入……どれも、真理子が動画でしか想像しなかったプレイがリアルに自分にされたかと思うと、指先の震えが止められずにいて…
暫く、鏡の中の自分に見とれると、ボディストッキングを肩から脱いでいく。ボディストッキングで締め付けられた豊満な乳房はユサっと揺れて、括れを通ると、大きな双臀の丸みを越えて、黒の布は小さく丸まっていき…真理子はワンピースの下にそれを隠す。
そして、静かに、真理子は、白い裸身姿で浴室へと入っていく。
湯船にお湯が張られていた…康介が入ろうとしていたのだろうか…
真理子はシャワーのノブを捻り、温かいシャワーが手のひらに触れると、ゆっくりと全身に浴びていく…乳房から背中……お尻へと…
真理子はお尻に触れていると、ヌルヌルとしたゲル状の物が指に絡んで来て…
「あぁ…これっ…」
真理子は、それが羽生の精液の残沫だとわかる。
真理子は、指に絡んだ精液を見つめると、指と指を触れさせて糸を引かせる。
そして、何度も糸を引かせてる様子を見つめると、その指を唇へ触れさせて……
まるで、ルージュを引くように触れさせ、その指を口の中に含む。
最後の奉仕……
理性を無くしてしまった真理子は、羽生の汚れた肉棒を綺麗にして奉仕したくなっていた……
それが、途中でお預けされてしまい……真理子の中の牝の本能がそうさせてしまうのだ。
口の中には、羽生の精液が広がり、まるで肉棒を奉仕するように指を舐めると、壁に凭れかかり、尻臀の上に残っている精液をもう片方の手で撫でては、乳房や肉芽……蜜口に塗りつけて自慰に耽ってしまう……
真理子:『あぁっ…はぁぅ…んんっ!んっ……』
真理子はシャワーの雨を避けるように立ったままで…
舐めていた指を噛んで声を殺しながら、精液で汚した手で肉芽を弄る…
そして、自然と蜜と精液が混じり合うと、足を開いてガニ股になりながら、ビクビクと腰を震わせ無言で絶頂を迎えるのだった。
絶頂を迎えた真理子は、そのまま…タイルの上に腰を落とし、まだ身体の疼きが止まらない事に自分の身体の変化を感じてしまうのだった。
そして…真理子は長いシャワーを終えて、リビングに戻って来ると、康介は食事を終えて珍しくビールを飲んでいて…
真理子:『あら?珍しいのね…康介さんがビール飲むなんて…』
康介は、比較的にアルコールは弱く、ほとんど飲まなかった。飲む時は機嫌が良い時か…その逆に何か悩んでいる時だった。
康介:『あっ…ぅん…ちょっと飲みたくてね。真理子…ちょっと、こっちに来てくれないかい?』
康介は真理子をソファーの隣に座るように手招きする。真理子はナイトウェアの薄ピンク色のワンピース姿で康介の隣に座り、スカートの裾を整えて…
真理子:『どうしたの?康介さん…何か、あったの?』
康介は、またビールを一口飲むと、リビングテーブルの下から、一冊のパンフレットを取り出しテーブルに置く。
そのパンフレットを真理子は手に取ると…
真理子:『○○○ウィメンズ クリニック…何?これは…』
康介:『実は…さっき、義母さんが来た理由がこれなんだ……子供出来ないなら、行ってみたらどうか?って…』
真理子は、義母が前から不妊治療の話をしていた事を思い出して…
真理子:『やっぱり、そうだったのね…康介さん、私は…前にも言ったけど、自然に作りたいの……康介さんは、行った方がいいの?』
真理子は、自然な形で康介との子供が欲しいと思っていた。康介も最初は同じ気持ちでいたものの……
最近は義母からのプレッシャーに、その気持ちも曖昧になっているようで…
康介:『僕は…真理子と同じ気持ちで自然に作りたいけど……早く子供が見たい……』
康介は、真理子の顔を伺いながらも…早く子供を欲しい気持ちから、そう言う……。真理子は、康介の気持ちも分かるが義母の言う方を取った康介に、一人孤独になった気持ちに包まれる。
真理子:『そう……わかったわ…少し考えさせて…』
二人の間に気まづい雰囲気が漂うと…康介は、堪らずビールを飲み干して……
康介:『ごめん…ゆっくりでいいから…』
康介は、真理子を思い、そう言うと寝室へと入って行く。
真理子は、一人になり寂しさに包まれながら、物思いに耽っていると…真理子のスマホにメールが届くインフォメーションが流れる。
そのメールは…真理子が思った通り、羽生からのメールで、康介が居ない事を確認すると、メールを開く。
『こんばんは…今日は楽しませて貰ったよ。あんなにマゾ性のあるとは、思わなかったよ…。ところで、マスターから、次はいつ来てくれるか言っててね?連絡待ってるよ。あと……今日から、俺が呼んだ時は何時でも旦那の目を盗んで隣の部屋に来る事。返信待ってるよ。』
真理子はメールを読み終えると、その背徳を誘う内容に…康介との事を忘れてしまうほど、羽生の事を思い始めるのだった。
(続く)
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