どこにでもあるラブホと部屋の配置等は同じなのだが、壁に取り付けられたマジックミラーがこのホテルの一部の部屋のみにある。マニアには堪らない部屋である。その部屋を男と香代は借りていた。
壁際に沿ってベッドが配置されており、ベッド中央に当たる壁の一部にリモコンスリットシャッターが備えられている。シャッターを開けるとマジックミラーが壁に組み込まれているので営みの小道具(鏡)として使える。
隣の部屋も同様にベッドの壁にマジックミラーが組み込まれているので、お互いのシャッターが開いた状態だとマジックミラー越しに見せ合うことができる。お互いのシャッターの開閉は壁に組み込まれたランプの色で分かるようになっている。
【マジックミラーの仕組み】
・明るい部屋からは鏡に見える
・暗い部屋からは向こう側が見える
シャワーを終えた男はベッドがある部屋を明るくしシャッターを開けた状態で浴室から出る香代をベッドの上で待っていた。ほどなくしてバスローブを着た香代が男の隣にやってくる。
「この部屋にはベッドの横に鏡があるんですよ」
「なんか…。恥ずかしいです」
香代は鏡に映る自分に照れて俯いてしまう。
「今日は多くの人に裸を視られたですね。オナニーで潮を吹いたところも視られてましたね。奥さん、思い出して濡れてきたんじゃないですか?」
「やめてください」
「どうなんですか? 触って確かめますよ」
「は…ぃ…。濡れてます」
「奥さんが選んだディルドを使ってみましょう。鏡に付けますから四つん這いになってオナニーを私に見せてください」
「恥ずかしいです」
「多くの人に視られて、なにを今更ですよ。バスローブを脱いで、四つん這いになって、壁のペニスを奥さんのアソコに出し入れするんですよ」
香代は男に催眠術を掛けられたようにバスローブを脱ぎ、お尻を鏡に向けて四つん這いになる。
「脚を開いて、お尻を突き出すようにしてアソコに咥えるんですよ。奥さん、愛液が太ももに垂れてるじゃないですか」
「…。…。…。」
男はランプの色を見てニヤつく。隣の部屋からマジックミラー越しにこちらの部屋を覗かれていることを香代は知らない。
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