【<3両目>サラリーマン】
スーツ姿の男は吊革を握りしめながら車窓から普段と変わらぬ景色を眺めていた。男は鉄道橋から見る景色が気にいっている。住宅街を抜けると鉄道橋に入る。
住宅街そばを走る電車の進行方向に目を向ける。窓から明かりが漏れる部屋に自然と目がいってしまう。そして部屋の中を覗いてみたいと考える。男の性である。
「えッ?!す、スゲー」
スーツ姿の男の口から自然と出てしまった。あまりにも衝撃的だったのだ。覗いた部屋に拘束された女が乳房を晒しM字開脚の格好でいたのだ。
もう一度見てみたい。そして裸だったのか黒のパンティを穿いていたのか確認したい。
スケベなことを考えているうちにスラックスの股間がテントを張ってしまい鞄で隠すはめになる。
【<4両目>学生】
出入口の扉に凭れ外を眺めていた目がカーテンを開けた窓の中を覗いてしまう。
「嘘だろう」
目を大きく開き呟く。先ほど目にした映像を思い浮かべる。
【<1両目>主婦】
車窓を眺めているとカーテンを開けている窓に目がいく。覗かれるのに気づかないのかしら?と思いながらも見てしまう。
「裸だったわよね?はしたない」
吊革を握っていない手で口を隠し見てはいけないものを見て落ち着かないでいた。
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