食事を終え店から出る二人を眼鏡男は見失わないように急いで店を出て尾行する。久しぶりに走ったことで眼鏡男は息を切らしながら目だけは二人を追いかける。
ショッピングモールの通路を歩く二人が曲がり角を曲がる。眼鏡男も必死に追いかけて角を曲がると橘がそこに居た。
「さっきから私達の跡をつけてますよね。何か用でもあるのですか?」
「あの…その…えっとですね」
しどろもどろになる眼鏡男はどう答えたらいいのか考えていなかった。でも、もっと二人のプレイを見たかったため、謝罪しながら正直に答えるのであった。
「尾行したことを謝ります。すみませんでした。ただ、綺麗な彼女さんのパンチラを見てから…また見れるかもしれないと思い…本当にすみませんでした」
橘は呆れたように笑いながら、サマーコートで体を覆う香代に顔を向ける。
「だってさ。どうする?」
もじもじと内股に太ももを擦りつけるように立つ香代は答えないでいる。
「ここで話しするのも目立ちますし、そこの店に行きませんか」
橘と香代そして眼鏡男は喫茶店に入ると受付口で珈琲を受け取ると人の目から死角になる場所の席に着く。
「あの…すみませんでした」
席に着くなり眼鏡男は頭を垂れて謝る。橘は笑みを浮かべている。
「いいですよ。私の妻のパンチラをどこで見たのですか?」
「人口滝のエスカレータで上がる際に店の中を覗いたら見えたのです。後、パスタ店で脚を開いていたのを見て…偶然です。すみません」
「そうですか。どんな色でしたか?」
隣に座る香代は橘に顔を向ける。橘はニヤつきながら訊ねている。
「黒で一部にピンクがアクセントとしてあったと思います」
「どうなんだ、当たっているのか?」
橘は香代に聞く。羞恥で俯いたまま答えない香代の耳元で橘がひそひそと呟いている。
香代はサマーコートの前を開くと椅子に深く腰掛けなおしゆっくりと脚を開いていく。眼鏡男はその様子を息を呑むように見ている。
橘は脚を開いた香代の太ももに顔を寝かせるようにスカートの中を覗く。
「妻に答えて欲しかったのですが、答えないもんですから。黒にピンク…当たっています」
視線はスカートの中を凝視しながらホッとする眼鏡男。
「君の名前は、失礼。どう呼んでいいのか分からなくてね。香代、脚を閉じなさい」
「宮本です」
名残欲しそうに顔をする眼鏡男こと宮本。
「なにかの縁だ。妻が穿いているパンティを当てたことで何かして貰いたいことはあるかね。言っとくけど、触りや写真などは駄目だからね」
※元投稿はこちら >>