「これでどうでしょう?」
「こんな年代物あった?」
「下段の隅っこに、ほこりかぶってました。
手とうがいと用意して来ますね。」
「みどりさんは、お酒だめでしょう?」
「清酒はねぇ。
ワインは、強いですよ(*´▽`*)」
あのスナックは、全く無いですからね。
仕方ないので、禁断の清酒を飲み過ぎました。」
「そうなんだぁ。」
「勇ちゃんわからなかった?」
「やはりボケじやあ( _ )」って幸子さんの言葉使いの方も年寄りになってきている。
やはり気使わせていたのか?
「みんなで、食事できると嬉しい。
美味しい。」って幸子さんが、珍しく酔った。
「勇ちゃんお願い。」
僕は、幸子さんを抱き上げて寝室に運んだ。
「お義母さんこのボタンをいつでも押してくださいね。」
「これはぁ?」
「介護の時の非常通報装着です。」
「みどりちゃんが、看護師の時のあれ。」
「はい、さっきお話聞いたので、自宅に戻って持って来ました。
これは、真下でも通じますので、安心してお使い
ください。」
「通路もわかったね。」
「はい、かつてに勇ちゃんの部屋も通過しました。
ごめんなさい。」って鋭さは完璧過ぎる。
「今日は、勇治の部屋に泊まっておくれよ。」
「はい、散らかってますので、掃除しちゃいます。
勇ちゃん何か困る事ありますか?」
「あわわぁぁ。」
「独身男性の部屋は、予測つきます。」
「みどりちゃんびしびし頼むねぇ。」
「はい。」
「これならば安眠できるよ。後はお願い。」
って幸子は、眠りました。
リビングに戻った。
「幸子さん大丈夫かなぁ?」
「気負い過ぎですね。」
「あのさぁ、言葉使い方があ?」
「お年寄りでしょう。」
「うん。」
「勇ちゃんに、無理やり合わせていたのよ。
心配かけたくなかったんでしょう。」
「僕らもそろそろ休もうか?」
「そうね。」
「手伝うよ。」
「テーブルから、台所に運んでくださる?」
「は~いヽ(´д`)ノ」とかたずけた。
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