リビングのテーブルに向かい合わせに座った。
テーブルに置かれた小包に心当たりはない。
麻紀の視線に急かされながら閉じたままのハサミでガムテープを裂き、外蓋を外した。
内蓋を左右に広げて中を見た瞬間、明美はそのままの姿勢で固まった。
麻紀は、その反応を見てニヤリと微笑んだ。
「あらやだ・・・なぁに?これ・・・」
麻紀は ねっとりとした声で言った。
「いやらしいわぁ・・・」
そう言いながら、小包の中から写真を取り出してテーブルに並べる。
1枚目は大きく開いた口から舌を出す女の顔・・・鼻の頭から首筋までが写っている・・・
2枚目は、二本の指で開かれたマンコのアップ・・・
全ての写真が取り出されると、箱の底にはコンドームがあった。
緑や黒、ピンクや透明のコンドームは、全てが使用済みだった。
その一つを指でつまみ、麻紀はプラプラと揺らした。
そして無言で見つめる明美の目の前で、それを女の口の写真に・・・舌先から口の中に垂らして落とした。
ボトッ
そんな音を立てて女の写真に垂らされたコンドームに、少しだけ開いている明美の唇の間から 小さく「・・・ぁ・・・」と声が漏れた。
麻紀の顔は意地悪そうな、欲望にまみれた笑みを浮かべていたが、明美はそんな麻紀の視線に気付くことなくコンドームの中の液体を見つめていた。
麻紀の指が2つ目のコンドームに伸びる。
見せつけるように明美の目の前でプラプラと揺らし、左の頬から鼻筋に垂らされる。
風の音すらしない静かなリビングに、小さく「・・・んっ・・・」と明美の声がした。
「・・・ぁ・・・んっ・・・・・・ぁぁ・・・」
麻紀は3つ目のコンドームを写真の上で上下に揺らした。
写真に写る辰の粘膜に、クリトリスに、唇に、舌に、何度も何度も。
トンッ、トンッ、トンッ、、、と、コンドームが写真に触れるたびに、明美が小さく喘ぐ。
コンドームは麻紀の指の動きのまま女の身体中で跳ね、時折りズルズルと、塗りつけるように写真をなぞっていく。
明美は赤く上気した顔でそれを見ていた。
トロンと溶けた目で、だらしなく開いた口から熱い息を吐きながら見ていた。
目の前に差し出されたコンドームが、左右に揺れながら ゆっくりと近づけられる。
そこで初めて明美は麻紀の妖しい笑顔に気づき、何をしようとしているのかを理解する。
大きく口を開き、いっぱいに舌を出すと、コンドームは写真にしたのと同じように、舌先から口の中に垂らされていった。
平日の昼間、静かなリビング。
明美は閉じることのできない口から唾液を垂らした。
コンドームの中の液体は明美の熱に温められ、舌の上でゆらゆらと揺れた。
麻紀はコンドームを明美の頬に、目元に、額に並べていく。
明美の顔の上で緑や黒やピンクの、下品な色が重なり合っていく。
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