10時になる少し前、昨日と同じ時間に明美は家を出た。
昨日と違うのは我慢しきれずクリトリスを弄り、もう2回もイッてしまった事だった。
昨日と同じように下着を脱いで玄関から出た。
絶頂の残る体は昨日よりも早く、エレベーターが1階に着くよりも前に太腿を伝い落ちていった。
自分に気付いた男の存在に 恐怖を感じた。
同じ公園の同じトイレに向かうリスクも考えた。
しかし明美には、我慢できなかった。
心には確かに恐怖を感じていた。
けれど、残りの4枚の画像の存在が明美を煽った。
ずっと妄想に囚われ続けた。
あの後、疲れ切った体を起こしても、帰宅がまた深夜になるだろう旦那の夜食を作っていても、何をしている時も、それは意識の奥底にこびりついて離れなかった・・・
男の存在と自分の存在を交互に思ってしまう。
顔の見えない男が自分に向ける欲望。
欲望を向けられて興奮する自分。
自分に向けられるオスの性欲。
精液を出すために使われる存在に堕ちた自分。
卑しい存在に手を伸ばす男・・・
そして、男の存在について、自分の存在について考えるたび、恐怖が溶けていき欲望が心を満たしていった。
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