「・・・ねぇ・・・・・・さいきん、あのひと・・・・・・麻衣子さん?・・・は、どうなの?」
そんな言葉に、男は視線を下ろした。
射精後特有の心地いい倦怠感に包まれたまま、男は閉じかけた瞼の、少し間抜けな視線を股間に下ろした。
麻紀の家の寝室のベッドで、いつものように一戦を終えた後の微睡の時間だった。
正直、男は麻紀を初めて犯した日から この女にはまっていた。
指に吸い付くような肌、ふくよかな乳房、ピストンを受けて波打つ尻肉、、、そして性欲を煽るような美しい顔が快楽に歪むたびに征服欲が満たされた。
犯すたびに もっと犯したくなった。
汚すたびに もっと汚してやりたくなった。
旦那を裏切らせるたびに、理性を壊すたびに、下品な仕草を仕込むたびに もっともっとと欲望が湧いた。
麻紀は、まるでクラブのホステスのような派手な印象の顔立ちをしている。
それもまた、男を煽る要因の1つだった。
麻紀はまつ毛の長い大きな目で男を見上げながら、ぷっくりとした唇を大きく開いては、ソフトクリームを食べるように肉棒を唇で噛んでいく。
根本から先まで何度も往復しながら、固さの無くなった肉棒を まるでマッサージするように甘く噛んでいく。
快楽に狂い、理性を壊され、心が堕落してから、ますます麻紀の妖しい魅力は増し続けていた。
「・・・・・・田中に貸している」
ようやく答えた言葉に、麻紀は顔をしかめた。
名前を聞くだけで嫌悪感が湧くほど嫌っていた。
「酷い人ね・・・あんな変態に貸し続けたら・・・・・・麻衣子さん、壊されちゃうわよ?」
そう言いながら、肉棒への甘噛みを再開した。
「壊れてもいいの?・・・もしかして・・・飽きちゃった・・・とか?・・・」
何も答えない男の肉棒を唇でマッサージしながら、麻紀は言葉を続けていく。
そして突然、思い出したようにガバッと上体を起こした。
「・・・ねぇ・・・ちょっと面白そうな人を見つけたんだけど・・・」
そう言いながら妖しく笑い、唇の端に溢れた精液を 人差し指ですくって口に運んだ。
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