あの初めての日、田中は2度の射精を膣に受け止めた私をよそに、自分が持ってきた鞄を漁っていた。
満足できる快楽ではなかった。
けれど、オスが自分の中で射精してくれた満足感に包まれていた。
「ヘヘッ・・・あったあった・・・」
まずはコレからかな?と言いながら、田中は私の目の前にディルドを差し出した。
それは恐らく手作りのように見えた。
白いシリコンの塊で、太さは田中のモノと同じくらいで・・・ただ少しだけ、田中よりも長かった。
差し出されたディルドを、田中は私に舐めさせた。
そうしながら、「ヘヘッ・・・これは特別製だぞ・・・」と笑った。
何が特別製なのかは、その時はわからなかった。
ただ、ディルドの先から5ミリほどの、直径が2ミリほどの突起が出でいることには気付いた。
けれど、ソレが田中の言う『特別』だとは気づかなかった。
田中は私にそのディルドを舐めさせた。
もっと唾液をつけろ、もっとドロドロにしろ、、、
そう言いながら、楽しそうにわたしの口の中を掻き回した。
そして、私の中にディルドを挿入した。
最初の数分は、何もなかった。
もちろん与えられる快楽に反応はした。
たった数日で、たった数日の禁欲で、私はこんなになってしまうのかと懺悔する気持ちさえあった。
「・・・ん?・・・こうか?・・・こっちか?」
そんな事を言いながら、ディルドの角度を変えていく田中を、少しだけ冷静に見下ろしていた。
田中がディルドを使い始めて10分を過ぎた。
その瞬間、電撃が全身に走った。
グァワァァアッッ!!!
無意識に、そんな動物のような声を上げた。
全身に感じたのはそれほどの衝撃だった。
「ヘヘッ・・・ヘヘヘヘッ・・・そうか、やっとだな・・・そうかココか・・・ヘヘッ・・・」
そんな風に田中が笑った。
満足そうな笑顔だった。
いやらしい笑顔だった。
下品で、ゲスな笑顔だった。
そして、そこから地獄が始まった。
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