Y「ハァハァハァハァ………ハァハァ……アッ!!」
裸になっている遥香さんの横で、絶頂を迎えた体に更に押し寄せてくる快感の波に、私の身体は痙攣し、子宮も収縮を繰り返していた。
今日は3ヶ月に一度の遥香さんの診察の日。
午前中に遥香さんの診察を受けた後、お昼過ぎには二人でホテルに行くのがお決まりになっていた。
遥香「お疲れ様。」
Y「ハァハァハァハァ…」
私は、快感の波に飲まれて返事が出来ないでいた。
遥香さんは優しく私に唇を合わせてくる。
Y「ンンッ…」
遥香さんの唇が離れ、私はこの快感の波の余韻を少しでも逃すまいと、全身を性感帯にしていた。
遥香「さて!そろそろ、シャワー浴びて帰らなくちゃね。」
Y「そうですね。…ねぇ、遥香さん。もう少し診察増やせませんか?」
遥香「んー?なんで?もう貴方の身体は何も心配いらないわよ?」
Y「そうなんですけど…。」
遥香「もしかして、身体が求めちゃってる?」
Y「うーん。なんていうか、最近、主人とセックスしても、逝けないことの方が多くて…。それで、自分でしても、やっぱり今みたいに逝けないんです。」
遥香「ご主人じゃ不満なのかしら?」
Y「そうじゃないんですけど…。もちろん、主人とセックスするのが嫌じゃないんですけど、やっぱり自分の中で欲求不満になるというか…」
遥香「なるほどねぇ。それなら、なおのこと、もう診察は出来ないわ。」
Y「え?」
私は思わず上半身を上げた。
遥香「貴方の中にある女の本能は、貴方自身でコントロール出来なくちゃダメよ。私達は女同士。私じゃないとダメなのは、普通じゃないでしょ?しっかり、男の人に逝かせてもらえるようにならなきゃ。」
Y「それは…」
遥香「女性の絶頂は、精神的なものなのよ。それが、私に慣れちゃうようじゃ、医者としてはダメなのよ。」
Y「……分かってます。」
私の頭の中に主人の顔と大和さんの顔が思い浮かんだ。
遥香「だから、今日で診察はおしまい。分かった?」
Y「…分かりました。」
遥香さんと別れ、私は郊外のホテルから自宅へ戻る車内で色々な考えが頭をよぎった。
Y「もしかして、男性恐怖症なのかなぁ…」
一人そう呟き、私は近所のスーパーで買い物を済ませ、自宅に戻る。
三男、次男が学校から帰ってくると、私は母親の顔に戻り、家事をこなすことにした。
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