Y「ふぅ~。6時間立ち仕事は流石に足が疲れたなぁ。」
助手席に乗り込み駐車場を出ると、妻も解放されたかのように、口を開いた。
私「お疲れさん。6時間立ち続けは、流石に俺には出来ないな(笑)」
Y「だろうねぇ。パパの仕事ほとんどデスクワークだもんね。」
私「まぁな。衰えを感じる年齢になってきたよ。」
Y「えー。やだー。おじいちゃんじゃん。」
私「失礼な。」
Y「今日は夕飯どうするの?」
私「んー。インドカレー屋テイクアウトするか。」
Y「あー。そうだね。じゃあ、買ってきて。子供達は勉強やってた?」
私「ん?やってはいたけど、ダラダラやってたから、まだ今日のプリント終わってない(笑)」
Y「まったく…。ちゃんと見てよねー。」
そう二人で話しているうちに自宅に到着した。
Y「ただいまー。何ゲームやってんの!」
妻がリビングに入るなり、子供達は蜘蛛の子を散らすように机に戻り、それぞれが言い訳を始めた。
私は、玄関の軒先で一服を始める。
家の中からは、妻の怒鳴り声と子供達の悲鳴に似た絶叫が聞こえてきた。
何も変わらない平和な日常だ、と思いつつ、私は吸殻を携帯灰皿の中に入れてカレー屋に向かった。
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