カラオケに入り、一時間半くらい経過した。
僕達は、お昼代わりのパーティーセットを食べながら、交互にカラオケを歌った。
歌っているYさんを見ながら僕は、このまま自分の思いを隠し続けるのは、もう辞めよう、と思い、Yさんに一つの提案をした。
羽山「Yさん、点数対決しませんか?」
僕は合コンでもやったことのある、カラオケの点数勝負を挑むことにした。
Y「えー。自信ないなぁ。」
羽山「僕も自信あるわけじゃないですよ。負けた方が勝った方の言うこと一つ聞く、ってルールです。」
Y「ありがちなルールすぎ(笑)王様ゲームと同じじゃん(笑)」
羽山「そうですね(笑)でも、せっかくカラオケ来たなら、一つくらいゲームしてみてもいいかな、って。」
Y「う~ん……因みに、どんなお願いがあるの?」
羽山「それは、お互い勝ってから考える、で。」
Y「変なお願いとかなしね?」
羽山「変なお願いって、どんなのです?」
Y「服脱げ、とか。昔、そういう変なこと言ってくるやついてさー(笑)」
羽山「そんなお願いしませんよ!(笑)一応、公共の場ですから(笑)」
Y「まぁ、ここ古い店だから、一応監視カメラはないけどさ(笑)でも、そういう変なお願いなしなら、いいよ。」
羽山「じゃあ、先攻、後攻をじゃんけんで決めましょうか。」
僕はリモコンを取り、採点モードをオンにした。
羽山・Y「ジャンケンポン!」
僕の勝ちだった。
羽山「後攻で!(笑)」
Y「えー、普通言い出しっぺからでしょー(笑)」
そう言いながら、Yさんは、タブレットを手に取り選曲を始めた。
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