土曜日になった。
今日は1日Yさんと仕事の日だと思うと、いつもより早めに出勤してしまった。
お店に着くとYさんはまだ出勤していなかった。
制服を羽織り、引き継ぎノートに目を通す。
10分くらいすると、Yさんがバックヤードに入ってきた。
Y「あれ?羽山さん、おはようございます。今日早いですね?」
羽山「おはようございます。今日は親が出掛けるみたいで、早めに家出てきたんです。」
Yさんはロッカーから自分の制服を出し、羽織っていたカーディガンを脱いだ。
下はいつものブラウスだ。
僕は引き継ぎノートを見るふりをしてYさんを見ていた。
形の整った胸の膨らみを見るだけで、僕の下半身はうずいてしまっている。
Yさんがこちらに背中を向けて制服を羽織ろうとしていた一瞬、水色のブラジャーの紐が透けて見えた。
『ラッキー。いただきます。』
僕は内心で中学生みたいなことを呟いていた。
Yさんは、制服を羽織ると私の方に手を出してきた。
Y「引き継ぎノート大丈夫ですか?」
羽山「あ、はい。どうぞ。」
僕からノートを受け取り、真剣な眼差しでノートに目を通している。
誰もが振り向くような美人、という訳ではないだろうが、クラスに30人の女子がいたらベスト10には入ると思う。
中学生の時に同じクラスにいたら、大抵の男子のおかずにはなっていただろう。
Y「羽山さん?」
そんなことをボンヤリ考えていたら、引き継ぎノートに目を通し終わったYさんが、不思議そうに声をかけてきた。
羽山「あぁぁ、すいません。考え事してました。じゃあ、挨拶しますか。いらっしゃいませ!」
Y「いらっしゃいませ!」
いつもの発声トレーニングを終えて、パソコンで出勤ボタンを押した。
Yさんも続いて、出勤ボタンを押そうとした時に僕がレジの鍵を取ろうとした時、腕に微かにYさんの胸の部分が当たった。
Yさんは、特に気にした様子ではなかったが、僕には忘れられない柔らかい感触だった。
これから、カウンターに出るのに、今の下半身の状態では、出られない。
僕は、Yさんに鍵を渡しながら
羽山「カウンター出る前にちょっとトイレ行ってきます。先に出てて下さい。」
Y「はーい。分かりました。」
Yさんはそう言いながらカウンターに出る。
僕はトイレに入り、手を洗いながら気持ちを落ち着かせた。
カウンターに入ると、Yさんは、既に1台目のレジ点検を終えていた。
流石の早さだ。
Y「誤差ありません。」
早番「お疲れ様でした。」
Yさんが点検を終えると、早番の人達はバックヤードに引き上げていった。
羽山「あ、そうだ。Yさん、今度から火曜日も昼のシフトに入ることになりましたんで。」
僕はYさんに、シフトの件を伝えると、Yさんは嬉しそうに
Y「ホントですか!?良かったー。ここだけの話、店長と二人だと、店長手が離せない時が多くてレジにお客様並びやすいんですよね(笑)」
羽山「あ、そうなんですか。火曜日も、一緒に頑張りましょう!」
Y「よろしくお願いします。」
羽山「あ、今日掃除僕やりますね。」
Y「あ!じゃあ、私がFFやります。」
お互いに苦笑いが止まらない。
僕はバックヤードに戻り、制服を脱いで店内清掃を始めた。
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