Y「………ん。」
私が意識を取り戻すと、羽山君は少し息を切らしながらベッドの縁に座っていた。
羽山「あ、気付きましたね。」
Y「うん。やっぱ落ちちゃったかぁ。」
羽山「ベッドに持ち上げるのちょっと大変でした(笑)」
Y「あ!言ったな(笑)誰がこうしたのよ(笑)」
羽山「いや、だから責任取ってベッドに寝てもらおうと……」
Y「まぁ、気付いた時に床に寝てるよりは確かにいいかな(笑)」
羽山「ですよね。」
羽山君は冷蔵庫からペットボトルの水を出して渡してくれた。
Y「ありがとう。」
私は、ペットボトルの水を口に含む。
Y「ふぅ。ちょっと休憩させてね。」
羽山「もちろんです。」
Y「でも、羽山君まだ元気なんだよねぇ。」
羽山「はい。あの、Yさんに、一つだけお願いしたいことあるんですけど。」
Y「なに?」
羽山「引かないで下さいね(笑)Yさんの制服姿が見てみたいです。」
Y「えぇっ!!いや、もう年齢的に無理!(笑)」
羽山「いや、大丈夫です。ここのホテル、制服の貸出もあるんですよ!」
Y「いや、それは知ってるけど。40過ぎたおばさんが着たところで、変だから(笑)」
羽山「僕最後に一回だけ見たいんですよ!お願いします!」
Y「え~……。いや、もう体型も高校の頃と違うし。」
羽山「それでも、雰囲気が分かりますから。」
Y「う~ん……。じゃあ、カタログ見せてよ。」
羽山「ありがとうございます!」
そう言うと、羽山君は机の上に置いてある冊子を持ってきたので、私はそれを受け取り、ページを開いた。
Y「う~ん。」
1ページの上下に制服が載っており、私は一通りのページに目を通す。
Y「13番かなぁ。」
私は13番と番号が振られた制服を選んだ。
左胸にワッペンと右胸にポケットがあしらわれたブレザーに、グレーのチェック柄のスカートの制服だった。
羽山「分かりました。」
羽山君は、フロントに電話をすると13番の制服のレンタルを申し込んだ。
5分後、フロントからクリーニング済みの制服が届いた。
羽山君は、袋を破きながら、私に制服を渡してきた。
Y「ホントに着るの?(笑)」
羽山「お願いします!」
Y「笑わないでよね。」
私は、そのまま白のブラウスを着て付属のリボンを締める。
スカートを履くと結構な長さだったので、高校時代と同じように、ウエスト部分を折り曲げて太ももが見えるくらいの長さに調整する。
紺のハイソックスを履いて、ブレザーを羽織り、コスプレが完了した。
Y「はい。ご所望の制服姿です。」
羽山「やっぱり、想像してた通りです。」
Y「なに、想像してたの(笑)」
羽山「いや、高校時代のYさんと同じクラスなら、僕も一度はおかずにしてただろうなぁ、って。いや、今散々おかずにしてる僕が言うと説得力ないですけどね。」
Y「なにその基準(笑)ってか、ヒドイでしょ(笑)」
羽山「いや、男にとってのオナニー基準を正直に答えただけですよ(笑)」
Y「へえ、それちょっと興味あるかも(笑)詳しく聞かせてよ。」
羽山「んー、あくまでも僕の基準ですけど。中学生とか高校の頃って、男は大抵、同じクラスになった女子をおかずにしてオナニーするんですけど。まぁ大体の男は好きな女子をおかずに一番よく使います。で、次にクラスでトップ3に入る可愛い子も使われます。」
Y「うんうん。」
羽山「で、その次がレギュラー枠になるんですけど、この辺りは、一番可愛い女子ではないけど、おかずに使いやすい女子。つまり、妄想をかきたてやすい雰囲気があるんです。そういう子って、学年で一番かわいい他のクラスの女子よりお世話になる男子は多いんですよ。Yさんが僕同じクラスにいたら、そういうタイプでした。」
Y「う~ん、分かるような分からないような。」
羽山「野球で例えるなら、他チームの4番打者よりも重要な自チームの2番打者みたいな。」
Y「ごめん、野球は分かんない(笑)」
羽山「あ、ごめんなさい(笑)中学、高校で野球部だったんで。」
Y「へぇ!それはまた意外!」
羽山「そうですか?こう見えて一応レギュラーでした。」
Y「お、すごいねぇ。」
羽山「ありがとうございます。ちょっと話それましたけど、逆にかわいすぎる子だと、おかずにしても非現実的なんですけど、おかずになりやすい人は、結構リアルな妄想しちゃったり、それか、その人の変態チックな部分の相手にされたり。」
Y「ふ~ん、で、私は羽山君にリアルな妄想されてるの?それとも変態な妄想?」
羽山「どっちもですね(笑)」
Y「あ、でも、おばさんにこんな格好させるんだから、変態だわ。」
羽山「そうですね(笑)でも、制服姿のYさんも、すごいそそります。」
そう言いながら、羽山君はガウンを脱いで立ち上がると、アソコはすっかり元気を取り戻していた。
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