僕はホテルの駐車場にバイクを停めると、Yさんも隣にミニバンを駐車させた。
チェックアウトの時間もあるせいか、他に車は停まっていなかった。
ヘルメットをメットインにしまうと、ミニバンからYさんも降りてくる。
Y「羽山君のバイク見失わないようにするの大変だったよ(笑)」
羽山「すいません!一応、後ろ気にしながら走ったつもりだったんですが。」
Y「だから、見失わないで、何とかついてこれたんだけどね(笑)」
羽山「あ、そうなんですね。良かった。」
そう話ながら、フロントに入ると、僕は窓口で予約していた旨を伝え、601号室の鍵を受け取る。
Y「予約してたんだ。」
羽山「はい。」
Y「そんなに、人気あるの?」
羽山「いや、知らないです(笑)」
Y「なにそれ(笑)」
6階に上がると、部屋は一つだけだった。
鍵を開けて、中に入る。
Y「わ!広い!てか、鏡ばっかり!」
僕も実際に入るのは初めてだったが、確かに広い部屋だった。
Yさんは、着ていたコートをソファーに置いた。
ミントグリーンのキャミワンピースの下に白色のセーターを着たYさん。
身体のラインが女性らしさを醸し出しており、何度見ても僕の男を刺激する。
世間的には、熟女と呼ばれる年齢にさしかかっていると思うが、むしろ、僕はこれから先の人生も、Yさんのような熟女にしか興味が沸かなくなっていると思う。
少なくとも、大学の同級生には全く興味が沸かなくなっていた。
Y「なに?」
僕がYさんに見とれていると、Yさんも僕の視線に気付いたようだった。
羽山「いや、これが最後なのかな、って思ったら、Yさんの身体をしっかり目に焼き付けておかないと、って思って。」
Y「あー。これからも、私のことおかずにするつもりなんだ(笑)」
羽山「それは……間違いないと思います。多分、これから先も、もしかしたら、一生かも(笑)」
Y「いけないんだー(笑)人の奥さん、おかずにしてばっかりで(笑)」
羽山「だから、僕の頭の中の話ですから(笑)」
Y「まぁ、それは自由よね(笑)」
すると、僕のスマホの着信音が鳴る。
Y銀行人事と表示されたが、実はKさんからだった。
羽山「あ、ちょっとすいません。もしかしたら、ちょっと長くなるかもしれないんで、先にシャワー浴びててもらっていいですか?僕も後から入ります。」
Y「うん、分かった。大丈夫?」
羽山「はい、大丈夫です。」
僕はそう言いながら、部屋の入口の方に行き、電話に出る。
羽山「もしもし。羽山です。」
K「もしもし。今、とりあえずホテルの入口にいます。妻はシャワールームに行きましたか?」
羽山「あ、少々お待ち下さい。ちょっと……調べてすぐ折り返し致します。」
そう言って、僕は一回電話を切った。
Y「大丈夫?」
Yさんは、ワンピースを脱いだ後にセーターを脱いだ。
僕は、カバンから手帳を取り出して鍵を取り、Yさんに声をかけた。
羽山「ちょっとだけ、外いきますね。」
Y「分かったー。」
そう言うと僕はホテルのエントランスに降りて、駐車場にいるKさんと合流した。
羽山「お待たせしました。」
K「いえ、そんな。妻はシャワー浴びてます?」
羽山「はい。もい入ったと思います。」
K「じゃあ、行きますか。」
羽山「はい。」
フロントも、僕が一緒だったので特に声をかけてくることもなかった。
羽山「フロントは声かけてこないんですね。」
K「あぁ。一応、予約する際に、三名利用って伝えて料金払ってますから。」
羽山「あ、そうなんですね。」
K「はい。でも、羽山さん。今日は、私がいることは気にしないでいいですから、妻に集中して下さいね。」
羽山「分かりました。」
部屋の前に着き、僕が先に中に入る。
部屋の中では、Yさんがシャワーを浴びる音がしている。
羽山「大丈夫です。」
僕はKさんを中に招き入れた。
K「それでは。」
部屋の中に入るなり、Kさんは、ベッド横にある一枚の鏡を引いて開けた。
鏡ばかりが目立っているが、よく見ると引き手がついていて、中はウォークインクローゼットのような小部屋になっていた。
羽山「あ、こんな気付かなかった。」
K「ですよね。中、見て下さい(笑)」
Kさんに促され中を覗くと、確かにクローゼットでもあるが、SMで使うような椅子も設置されていた。
羽山「あ!」
K「そう実はこれ、SMルームなんです(笑)まぁ、今日は使いませんけど(笑)」
羽山「なるほど、そうなんですね。」
K「中、薄暗く明かり付けますが、外には漏れないんで。」
そう言いながら、Kさんは2つベッドパネルに付いていたボタンを操作して部屋の明るさを調節した。
部屋は薄暗くなる。
K「よし。じゃあ、部屋はこの明るさでお願いします。これなら、私も部屋の様子をこの中から見られますので。」
羽山「分かりました。」
K「では、後は気にせず、妻をお楽しみ下さい。」
羽山「ありがとうございます。」
そう言って、Kさんは僕をシャワールームに入るように促した。
そして、僕は服を全て脱いで、シャワールームへと入っていった。
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