私はトランクの蓋を閉めて、鍵をかける。
Y「さて!そろそろ出るね!」
羽山「はい、分かりました。」
羽山君は玄関まで見送りにきてくれる。
私はブーツを履くと、羽山君はトランクケースを持って一緒に出ようとする。
Y「あ、ごめん。ありがとう。でも、もう外明るいから、ここでいいよ。もしかしたら、スーパーに店長いるかもしれないから(笑)」
羽山「いたらびびりますね(笑)」
Y「可能性が全くないわけじゃないからね(笑)」
羽山「そうですね。」
私はトランクケースを羽山君から受け取る。
Y「じゃあ、良いお年を。」
羽山「ありがとうございます。Yさんも良いお年を!」
私は、羽山家の玄関ドアを開けて、年の瀬の迫った外の世界に繰り出した。
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