店長に処置されて恥ずかしさと一緒に、優しさと愛を感じてしまう・・・。
夫とはこんな事した事ない・・・、至ってノーマルの淡白な関係を思い出す。
こんなに短期間に依存してしまっていた。
夫が与えてくれない満足感が私を満たしていた。
本来なら浣腸するなんて・・・しかも、見ず知らずの男性にされるなんて・・・。
意識の中でモンスターとの戦いが刷り込まれていなければ、悲鳴を上げて逃げるだろう。
しかも婦人科にある様なベットに乗せられて・・・。
モンスターとの戦いだって、私にはモンスターに見えていたが、本当は客を取らされていただけ・・・。
NTRされただけだったのだから・・・。
そんな事とは知らずに、私は起き上がって自分で更衣室に向かう・・・。
『タキシードか・・・あ、すみません・・・今は店長ですね・・・きっと今度は勝って見せます
貴方の為に・・・私・・頑張ります・・・負けちゃったら・・・また、恥ずかしい事されちゃうもん
だから、家でも鍛錬して強くなる・・・』
まるで本当の美少女戦士になったみたいに私の気持ちは昂ります。
そして、着替えて家に帰ります。
帰りながらも、モンスター達に犯された事よりタキシード仮面様に介抱された事を思い出す。
自然に身体の芯から熱い物が込み上げてくる。
それでも時折、レイプされてるシーンがサブミナル的にフラッシュバックする。
それがタキシード仮面様との間に割って入る為に、聖域である結ばれるシーンを
犯される様な激しい物を意識させて仕舞う。
もう、夫との淡白なセックスでは満足できない。
それに、秘匿義務が夫への背徳心を感じずにはいられなかった。
道すがら、見慣れた風景が違って見えた・・・。
公園で遊んでいる子供達、学校から下校している子供達、商店街の賑わいも・・・
私達が守らなければならないんだ・・・そう思うと私達の行為は尊い物と・・・
使命感が湧いてくる。
全てはマインドコントロールされている為なのだが・・・。
そんな事とは知らない私は、かりそめの生活に戻っていった。
いつものように晩ごはんの買物をして、支度をして、お風呂の用意をして夫の帰りを待つ。
そしてたわいもない話をしながら、義務のような夫婦生活、そして眠るだけ・・・。
けれど、そんな生活に変化が起きたのだ、私がヒロインである自覚が、今の生活をかりそめの
生活だと思わせたからだ。
夫は敵の目を誤魔化す為の囮・・・、私は本当は月のお姫様・・・いつかは帰らなければならないのだと・・・
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