今日も私は朝からランニングしている。
体力維持とスタイル維持の為、当然地球の平和を守る為・・・。
朝の時間を利用してのトレーニング。
夫に迷惑を掛けられない事もあって夜遅くよりは安全だと思っていました。
そんな私を見詰める視線に気付いていませんでした。
『あの女・・・毎日ここを通って行くな・・・俺達のネグラだって知って通っているのか・・・
あんな、無防備な格好で・・・へへへ、この川はここを通ってあの橋を渡らねえとかなりの廻り道
って事は、あの女この近くに住んでいる様だな。
旦那様に相手されずにストレス解消かあ?・・・、いやあ絶対欲求不満だ。
でなきゃあんなに挑発する様な格好するかあ・・・』
あの橋の下に住むホームレス達は、私の姿を見ながら好きな事を言っていた。
橋の下を抜ける迄はお昼でも暗く、通行する人も余りいなかったのです。
私も時間の制約が無ければ、このコースは外しておくのですがそんな事考えてもいませんでした。
ホームレスの一人が私を付けて家を特定していました。
名前や家族構成も調べていたみたいです。
そんな監視の目があるとも知らずに毎日走っていたのです。
もう一つの視線はカメラ小僧の中にいました。
この男の子は、私がこの店に来てから私に興味を持っていたみたいです。
他の女の子には興味を示さず、彼のフレームにはいつも私が映し出されていたのでした。
私の出待ちをしたり、シフトを確認してこの人も私を調べている様でした。
私は自分に関わる危険を察知出来ないでいるのです。
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