『梶さん、次の交差点、左です!』
『はっ…はいっ!』
私は教官に言われるがまま…車を走らせた。
『しばらく…道なりに走ってください』
次第に郊外の景色になって…
気付くとラブホテルが建ち並ぶラブホ街道を走っていた。
『ここって…』
『そうです…ここはラブホ街道です。
ラブホに突然入る車や、ラブホから突然出てくる車もいますから…十分気をつけてください』
『そっ…そうですよね』
『梶さん…どうしますか?』
『どうしますか…って、どういう意味ですか?』
『入りますか…』
『えっ!?』
『ラブホで梶さんに乗ってみたくなりました』
『そんな…私…乗り心地よくないかもしれませんよ』
『なるほど、梶さんに試乗してみないとわからないですね』
『私に…試乗。イヤラシイですね…』
『梶さんが気に入ったホテルに入ってください。これも実践的な教習です。』
『わかりました…私の意志でラブホに入るんですね』
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