塾で娘の帰りが遅くなる日、妻は再び女子会で帰りが遅くなるとメールしてきた。野村とのデートだろうと思った俺は、
夕方美奈のスマホに電話をかけた。
「美奈ちゃん、俺だけど、パパは今夜遅く帰ると言ってなかったか?」
「ええ、言ってました。」
「妻も同じことを言ってたよ。今晩、家に来ないか? その時に新しい写真か動画があったらUSBメモリに入れて
持ってきてくれよ。」
「はい。」
美奈は素直に俺の言うことを聞いてくれた。仕事を早めに終わらせて帰宅し美奈を待っていると、約束の時間通りに
美奈がやってきた。
「美奈ちゃん。USBメモリ持ってきた?」
美奈からUSBメモリを渡されると俺は、
「ソファーに座って待ってて。今、コピーするから。あ、何か飲む? オレンジジュースとキャロットジュースがあるけど。」
「じゃ、キャロットジュース。」
俺は冷蔵庫からキャロットジュースを取り出し、コップに入れるとテーブルに置いた。俺は自分のパソコンを立ち上げ、
秘密のフォルダーに美奈が持ってきた写真や動画を移した。少し写真を見るとホテルでのデート写真だった。2、3枚しか
見てないが、今回もなかなか凝ったアングルから撮った写真だった。今ごろ妻と野村はこの写真のような行為をしている
のだと思うと、急にムラムラと突き上げてくるものがあった。俺は美奈の隣に座り肩を引き寄せた。美奈は抵抗しなかった。
キスをして互いに舌先をあてあった。髪からはシャンプーのいい匂いがしていた・・・・
この日も俺の早漏は治らなかった。若いマンコに締め付けられると夢中になってしまい、我慢もできずに出してしまっていた。
幸いゴムを装着していたから中に出さずにすんだのだが、当分は危険を冒さぬためゴムを付ける必要があった。
美奈が家に帰った後、俺はゴムを丁寧にティッシュに丸めてトイレに流し、パソコンに移しておいた写真と動画を見た。
今回は接写が多かった。キスの時の舌を絡めた接写、騎乗位の繋がった部分の接写、バックからの挿入中の接写、そして
びしょ濡れになった妻のマンコの接写、そこへ野村が舌を突き刺す接写・・・・
俺は見ていると興奮すると同時に気分が悪くなり、一度に全部を見ることができなかった。パソコンを閉じ居間のソファーで
眠ってしまった。夜10時ごろ何事もなかったように妻が帰宅した。遅れて結衣も塾から帰って来た。結衣はテーブルを見るなり、
「あれ?パパ、キャロットジュース飲んだの?あれだけ嫌いって言ってたのに。」
それは美奈がコップに飲み残していったのだった。
「えっ、・・あ、ああ、ちょっと試してみたんだ。健康にいいのかと思ってね。」
俺は何かがばれた気がして心臓がバクバクしていた。だが、それ以上娘も妻も俺を追求しなかった。遅い夕食が終わって
寝酒のウイスキーをチビチビ飲んでいる時、妻がトイレで何事か騒ぎ出した。トイレが詰まって水が流れないというのだ。
すぐに俺はトイレに行くと物置から器具を取り出して詰まりを直そうとした。横で妻が覗いていた。奥からティッシュに包んだ
ゴムが戻ってきそうな気がして冷や汗がでてきた。幸いすぐに詰まりは直った。
「パパ、何か流したの?」
「い、いや。何も流さないよ。たまたまだろう。」
「たまたま詰まったりするものなの?」
妻はそれ以上俺を疑わなかった。危ない危ない。用心、用心。
41歳の俺はメタボがかっていて、体力でも筋力でも野村より劣っているのは分かっていた。だが、少しでもぜい肉を減らし、
裸になっても恥ずかしくないからだになりたかった。それで仕事から帰るとジョギングをすることにした。休日はジョギング
に加えて筋トレもするようにした。少しでも体力が付けば、早漏が改善するかもしれないという期待もあった。
天気の良い日曜の朝、ジャージに着替えて家を出ようとすると、妻が私もジョギングする、と言い出した。それで二人で
家の近くを走ることにした。家を出て二人で走っていると、道の反対側から野村と美奈が歩いてきた。散歩をしている
ようだった。妻は立ち止まって明るい笑顔で野村に話しかけた。
「美奈ちゃんとお散歩ですか?私たちも走ってるの。この人メタボでしょ、少し痩せないとね。」
メタボとは俺の事だった。少し凹んで卑屈な気にさせられた。
「うちのスポーツジムに来ませんか。お二人で一人分の料金にしておきますよ。どうですか。」
俺が黙っていると
「ほんとうですか。それいいわよねえ、あなた、ジムに行かせて頂きましょうよ。」
「あっ、ええ・・・・」
と俺。美奈の素直そうなニコニコ顔を見ていると断れなかった。
「じゃあさっそく。今日の1時にジムに来て頂けますか。システムの説明をしますので。」
「はい、伺います。」
妻がノリノリで返事をした。ジョギングしながら何か釈然としないモヤモヤした気持ちだった。だが、俺には目標があった。
美奈とのセックスで早漏を直すことだ。走りながら妻を見た。明るい顔をして走っていた。おおかた野村とのエッチのこと
でも思い浮かべているのだろう。走れば走るほど重く感じる自分のからだと、その時俺は必死に戦っていた。
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