暫らくすると妻の嬌声が聞こえ始めた。ガタゴトと何かが揺れる音もそれに混ざった。俺が寝室に除きに行こうとすると、美奈が
それを止めた。見つかったら私が困るよ、と小声で言った。俺と美奈はクローゼットから抜け出して家の外に出た。美奈はコンビニで
10時まで時間を潰すと言っていた。俺は仕方なく自宅に帰ることにした。帰り道、いつまでこんな関係を続けるのかと考えたが、
結論は出せなかった。当分はお互いの秘密を守りながらセックスを愉しむ以外方法がない気がした。
妻を寝取られているのは悔しいが、美奈との関係も続けたかった。お互い知られたくない秘密を抱えている。もし問い詰めれば
互いに非難の応酬と破局が待っていた。俺は暗い夜道を誰もいない自宅へ向かって歩いていた。 おわり
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