一番奥の和室。
そこはあの日、亜希子が鮫島に体を許した部屋。
仏壇に飾られているはずの夫の遺影は倒して伏せられてある。
亜希子がレースのカーテンを閉めると、それだけで部屋は薄暗くなった。
普段からこうして枕営業のために使っているのだろう、清潔とは言い難い薄い敷布団が部屋の真ん中に敷きっぱなしになっていた。枕元には使いかけのボックスティッシュとコンドームの箱が乱雑に置かれていた。
亜希子は静かに布団の上に腰を下ろした。
胸元まで開いていたブラウスのボタンをすべて外し、ピッタリとしたスキニージーンズを脱いでいく。
「さぁ..黛さん..約束ですのでお好きなように...ゴムは付けても付けなくてもどちらでもかまいませんから...」
亜希子は下着姿で布団に仰向けになると、黛に向かって両手を伸ばした。
興奮しきっている黛は自らベルトを外し服をすべて脱ぎ捨てると、手招く亜希子の上に体を重ねた。
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