窓側に柿崎さん、通路側に僕の並びで座っていたので、柿崎さんは僕の方を向かなければ右手を使いにくい状態だった。左手で乳首いじりは角度が難しいので、手コキやキンタマいじりがメインになっていた。
柿崎さんが咳をした。痰が引っかかっているような咳だった。手コキを止め、ティッシュを出した柿崎さんに「それもちょうだい」と言った。驚く柿崎さん。唾と唾液が口からこぼれないように不自然に口をすぼめて「さすがに…これは…」と言った。「恥ずかしい?汚い?」「両方」「柿崎さん、いつもキレイだけど、今日は特別キレイだよ。柿崎さんの全部が欲しい」と見つめた。柿崎さんの困ったような潤んだような表情、僕は両手を器のようにして、彼女の口に近付けた。柿崎さんは周囲を見渡したあと、僕の手に口の中の液体を垂らした。
透明と白い泡、見慣れたいつもの唾に混じり、枝豆ほどの大きさの薄黄色の塊があった。僕はその塊を避けて唾をすすり、手のひらに残った泡を舐めとった。黄色い塊が残った。僕を見つめていた柿崎さんに目で訴える。しょうがないわねといった表情のあと「わたしの汚い痰を味わって」と言った。痰は塊ではあったが見ため同様固さはなく、舌で挟むとすぐに潰れて分解された。薄い塩味がした。「柿崎さんの痰、食べちゃった。唾より美味しかったよ。またくれる?」「病気になっても知らないわよ」「もう病気だよ、柿崎さん好き過ぎてたまらない病。ねえ、くれるって言って」「また出たら上げるから。今度は直接食べさせてあげる」
ちなみに、柿崎さんの鼻水は既に飲んでいます。花粉症の時期に、水のようにサラッとした鼻水を直接飲みました。今度はドロッとした鼻水も欲しいって言ってたので、痰も言われるのかなあと思っていたそうです。
ホントは手コキされながら(もちろん新聞紙で隠して)売り子に何か注文したかったが、さすがに柿崎さんしてくれなかった。
さて、目的地に到着。しばし別行動となる。
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