加代子さんの寝室のベッド。激しく汚れたシーツは、いつの間にか新しいものへと取り替えられていた。
ただ、その染みは敷き布団まで濡らしてしまっていたようで、そこは大きなタオルでカバーをされている。
その中へと入っていく二人。自然に抱き合い、そのまま目を閉じて眠りにつくことになる。加代子さんの身体は、とても温かい。
『一緒にいますから…。ずっと一緒にいますから…。』
『一緒にいて欲しい…。』とさっきの彼女の言葉に、答えた形です。それには、『ありがとう…。』とだけ言った彼女。
しかし、その思いを伝えてくれるのです。それは『毎日、寂しいの…。』という彼女の言葉から始まりました。
『笑わないで聞いてくれる~?おばちゃん、この家が怖いの…。誰もいなくて、返事もなくて、もう寂しくてくて…。』とここまでは平気だった加代子さん。
しかし、『おばちゃん、もう一人になってしまったわぁ~…。』と嘆く声が震え始めます。そんな彼女を、僕はしっかりと抱き締めました。
それでも、『恥ずかしいねぇ~?ナオミチちゃんにお願いをするって…。』と、僕を家庭のことに巻き込んでしまったかのように言って来るのです。
僕は彼女を離し、身体を起こします。そして、彼女の目を見て、『加代子さんの気持ちは?家のことじゃなくて、あなたの気持ちは?』と聞いていました。
ただ、言い方が悪く、『どういい意味~?』とうまく彼女には伝わらなかったようです。
『加代子さんは、何も悪くないですよ?だから、旦那さんや彼のことは考えないで、今のあなたの気持ちはぁ~?
つまり…、え~と、加代子さんは女です。一人の女性です。だから、一人の女性として僕に言ってください。え~と…。』と、言った本人も見失い掛けます。
そして、『家族がどうなったからじゃなくて、もうあなたの本心で、僕に一緒にいて欲しいって言ってください!!』と伝えました。
加代子さんの目は泳いでいました。伝わってないのかとも心配をします。僕も、考えながら考えながらの言葉でしたから。
すると、彼女の手が優しく差し出されました。その手に導かれ、僕は再び彼女の胸の中へと戻ることが出来ました。
そして、『ナオちゃん?一緒にいてください。私も男の人に抱かれて眠りたいから…。』とようやく言ってくれるのでした。
加代子さんはパジャマを脱ぎ、下着姿となります。僕を抱き、手は僕の背中に直にあてられました。僕の手も彼女の背中を触り合います。
それはとても心地よく、股間が膨らんでもしまいますが気にもなりません。男にとって、女性の身体とは気持ちがいいものなのです。
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