『あっ、ちょっといい?』と言い、身体を起こし掛けた加代子さん。上に乗っていた僕は、必然的にベッドに座ることとなる。
そんな彼女が手にしたのは、照明のリモコン。『少しだけ暗くさせてもらってもいいかしら?』と言われ、部屋の明かりはどんどんと落ちていく。
それは『少し、』を越えていた。夕暮れ時とは言え、外は雨が降っている。僅かに明かりは残されてはいるが、それはほとんどお互いの顔を隠してしまうもの。
そんな彼女の手に引かれ、僕はベッドの飢えを少し移動をさせられる。顔がよく見えないだけに、その表情が伺い知れない。
そんな加代子さんが求めたもの。それは『闇』だった…。
目の前にいる彼女のシルエットが消えていく。そのシルエットは低くなり、その瞬間、僕の股間が刺激を受けた。
股間からは、シュバシュバと音がし始め、萎え掛けていたチンポが力を取り戻し始めている。彼女の優しい舌が元気をくれているのだ。
『ナオ?…、気持ちいい?…、』と彼女の声。僕の名を呼び、自分のフェラチオの感想まで聞いてきている。暗い闇が、加代子さんを大胆にさせ始めていた。
シルエットから見える頭は、激しく横へと振られていた。イヤらしく出した舌で、僕のモノへと擦り付けているとしか思えない。
その刺激は心地よく、くじけそうにもなる。熟女のテクニックを見せ始めた彼女に、少しタジタジにもなるのです。
口が離れると、勃起をしたチンポを彼女の片手が握り締めてくれる。萎えないようにそれを擦りながら、彼女はベッドへと堕ちていきます。
ベッドは本来の使われ方をしない。彼女が枕元とは反対の方へと寝転んだからだ。それは、彼女があえてしたこと。
僕のために、濡らせてしまったシーツの上にその背中をつけたのです。そこはもう冷たくなり、彼女の背中は気持ち悪ささえ感じているはず。
そんな彼女の手が延びて来ました。僕の手を取り、自らの身体の上へと導きます。そして、『ナオ…、』と呼ばれ、抱き締められるのです。
明らかに加代子さんは違っていた。暗闇が変えてしまったことには間違いはない。しかし、その理由も意図も分からないまま、僕は引き摺り込まれていきます。
『ナオ?舐めてぇ…、』
それは彼女が初めて出した、悩まし声。大人の色気のある声。たじろいだ僕は、『どこがいい?』と聞いてしまっていました。
『もう、どこでも…、どこでもいい…、』も言われ、僕は大きな胸を掴みます。乳房を搾り上げ、飛び出した乳首を舐めあげます。
『アァ~!…、アァ~!…、』と大きな声をあげる彼女。よがっていると思い、僕は調子に乗った僕はガンガン舌を這わせました。
しかし、それがもう加代子さんの思うつぼだったのかも知れません。
不意に動かせた彼女の手が、僕の股間に触れました。しかし、その手は広げられており、何かを探しています。
見つけた彼女の手はそれをしっかりと握り締め、優しく擦り始めました。不意に触れたのではありません。最初から、チンポの手コキが目的地だったのです。
『暗闇』、それはある意味、彼女のテリトリーだったのかも知れません。顔を隠され、吐く言葉やしてしまう行動は、照明がつけば無かったことになります。
清楚なイメージがある彼女には、そこは別の自分が出せてしまう場所。主婦として、夫婦で営んでいた彼女には、それが分かっていたのです。
『ナオ~…、してぇ~!…もうしてぇ~!…、』、視界と共に、主導権まで無くしてしまった僕は、言われるがままに彼女の上へ乗っていきます…。
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