一週間ぶりのセックスは、意外にもスローなペースで始まっていた。狂ったように唇を奪い合った先程とは違い、横になって抱き合い、目を見続けているのだ。
軽いキスをすれば離れ、目を合わせての無言の時間がまた訪れる。そんな彼女の目が次第に潤んでいく。幸せを感じているのだろう。
『どうしたの~?』『なにがぁ~?』と、発展もしない会話が繰り広げられるのです。
『加代子~?…、』
初めて面と向かって、彼女の名前を呼んでいた。こんな状況でなければ、恥ずかしくて言えなかったはず。この雰囲気のおかげである。
それには、『ん~?なに~?』と返事をした彼女。その言葉は優しく、名前を呼び捨てにされたことを気にしていないのだろうか。
『もう、愛してるわぁ…。』と言うと、恥ずかしがっていたはずの顔に変化はなく、その全てを受けとめてくれている。
『僕の指が名前も呼んで?…、』と言ってみた。さすがに、これには彼女の表情は崩れてしまう。照れた顔が隠せない。
『「ナオミチちゃん。」じゃダメなの~?』と言われ、『ちゃんと名前で呼んでよ~。』とお願いをしてみる。
しかし、彼女からは『えぇ~。そんなことしたら、おばちゃん、お母さんに怒られてしまうわぁ~。』とうちの母親を気にしてしまうのです。
『なら、僕はどうするん?おばさんのこと、「加代子。」って呼んで、おじさんや川田くんに怒られない?けど、気にしないで呼ぶよぉ~?』
この言葉が正しいのかは分からない。それでも、加代子さんの胸には、少しだけ響いた気がする。
『ナオミチちゃん、強いねぇ~?さっきも思ったけど、うちの子とは大違いよ…。』と言ってくれます。
吉川さんの家で一件で、少しは男として認めてもくれているようです。
『「ナオミチさん。」だったら~?』と交渉をされましたが、それは却下。そこで提案をし、『ナオ。』、『ナオちゃん。』で手を打つこととなる。
『ナオ…。』
初めて呼ばれた僕の名前。加代子さんは恥ずかしがることもなく、真面目な目で僕を呼んでくれていた。
逆に照れたのは、僕の方かも知れない。『なにぃ~~?…、』と言いながら、彼女の身体の上へと乗り掛かり、照れたのを隠すように顔を埋めていました。
お互いの手始め回され、しっかりと抱き合います。温もりが心地よく、パンツの中のチンポも競り上がり、彼女の身体へと押し付けられました。
僕は身体を上下に動かし、勃起したチンポを加代子さんの下腹部へと何度も擦り付けるのです。
たったこれだけのことなのに、二人の口からは『ハァ~…、ハァ~…、』と吐息が上がり始めていました。疲れではありません。お互いを欲しがっているのです。
僕はパンツを手で下げ、大きくなったモノを見せつけるように、直にチンポを擦り付け始めます。そんな彼女の見ました。
目は天井を見つめ、身体だけが揺られています。男に身をゆだねていて、もう挿入でもされてしまっているかのようです。
『加代子~?これ、どお~?』と聞くと、やはり彼女らしく返事はありません。更に『これ、どお?硬くなってるでしょ?』と聞いてみます。
すると、ぼんやりと天井を見ていた彼女が、僕の目を見ます。そして、潤んだ目でこう言うのです。
『ナオちゃん…?欲しい…。おばちゃん、もう欲しい…。こんな服(下着)着たけど、もう脱いでしまいたい…。もう裸にして欲しい…。』
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