2日ぶりに家へと戻った。母は『おかえり。』と言ってくれていたが、僕が僅か数メートルのところにある家に居たとは思ってもみないだろう。
『川田のおばさんのところに泊まってきた。』なんて言ったら、どんな顔をするだろうか…。
僕は、僅かな仮眠を取ろうと部屋へと向かった。ベッドに横になって目を閉じるが、なかなか寝付けない。
そこには、おばさんの顔が浮かんで来てしまう。顔だけではない、触れた肌が繰り返し現れてくる。おばさんは悶えながら、また僕を求めて来る。
そんな想像だけで、僕のモノはまた大きくなってしまっていた。まだまだ、彼女を求め足りないのかも知れない。
目が覚めたのは、午後2時30分。予定通りの時間だった。20分後にはおばさんは家を出発して、またあの駅のロータリーへと向かうはず。
その時間まで、もう少しだけここで身体を休めることにする。
車のドアを開いた時、僕はある方に頭を下げる。それは、歩いて駅へと向かっているおばさん。家を出たばかりのようだ。
そんな彼女に、『川田さん~!寒いのに、どちらへ行ってるん?』とうちの母が声を掛けてしまう。
おばさんは母に丁寧に頭を下げ、『寒いねぇ~。ちょっと、そこまで~。』と笑って答えていた。
母には分からないだろうが、僕とおばさんには変な空気が漂っている。『駅で、そこにいる息子さんと待合せをしてます。』とは口が裂けても言えない。
大型スーパーと並んで建つシネコン。ここに出来て、20年になるらしい。僕は子供の頃から通っていて、川田くんと一緒にアニメを観た記憶もある。
しかし、そこにおばさんの姿がなかったことは記憶をしてはいなかった。『おばちゃん、こういう映画館は初めて来るのよ。』と言われて知った事実。
彼女は一戸建ての映画館にしか行ったことがないらしい。遠い記憶です。
劇場内へと入ります。彼女に合わせたために、僕には不向きな日本映画となりました。それでも、初めての映画デートです。気分は高まります。
辺りを見渡せば、客の入りは案外でした。そろそろ公開も終わり掛けた作品のためか、前も後ろもポツポツとしかお客さんは座ってはいません。
劇場が暗くなり始めました。スクリーンには劇場案内が流れ始め、明かりは完全に落ちます。スクリーンの明かりで、見えたおばさんの横顔。
真っ直ぐに前を向き、久しぶりの映画館の雰囲気を楽しもうとしています。そんな彼女の左手を握り締めました。
映画デートなのです。このくらいは当たり前。おばさんもそう認識をしているのか、ちゃんと握り返してくれています。
30分くらいが経った頃でしょうか。僕は彼女の手を離します。離れた手は汗をびっしょりと掻いていて、思った以上に濡れてしまっていました。
しかし、その濡れた手はハンカチで拭かれることはなく、彼女のスカートの膝の上へと置かれるのです。その時、おばさんは横目で僕を見ています。
そして、また彼女の目がスクリーンへと向けられた瞬間、膝の上へ乗っていた僕の手がスカートを掴んでしまうのです。
スカートの裾が締まったため、おばさんは少し異変に気がついたのかも知れません。
それでも、『まさか、こんなところで変なことはして来ないでしょう。』という決め付けが、彼女に油断をもたらせてしまいました。
しかし、スカートは更に握られます。握った拳は、スカートを上げ始め、隠れていた膝が下の方から露になり始めました。
彼女はここで、『ナオミチちゃん?』と一度僕に声を掛けますが、スカートの上昇は止まらず、膝小僧が見え、ついには太股までが現れ始めてしまいます。
スクリーンの明かりで見えたおばさんの顔は慌てていました。押し上げられるスカートを手で押さえ、『ダメ、ダメ、ダメ、』と小さな声で言って来ます。
彼女に促された僕が手を離すと、スカートはまた足元深く落ちていきました。この時、彼女に一瞬の安心が訪れたことでしょう。
僕はモノを拾うように一度前屈みとなり、また身体を戻します。しかし、その手には彼女のスカートの裾が持たれていました。
一気に引き上げられるおばさんのスカート。それは、膝小僧や太股どころか、下着の先までもが見えてしまうほど。
おばさんは慌ててスカートを押さえますが、掴んだ僕の手がそれを離すはずがありません。
『ナオミチちゃん、やめてぇ…。』と言ってくる彼女。もう映画どころではなかったと思います。
僕の手はパンティーへとあてられ、その薄い生地を爪でガリガリと掻き始めていたのです。
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