帰宅をした僕は、いつものように風呂へと入り、その汗を流している。ただ、これは母へのカムフラージュ。
とっくに加代子さんの家で風呂は済ませており、入りたくもない2度目を入ることが習慣づいてしまっているのです。
リビングにいた母親におやすみの挨拶をし、部屋へと戻ります。扉を開くと、暗闇の中、何かが光を放っています。
それは机の上に無造作に置いたスマホ。入浴をしている間に、何かを受信したことを示していました。
手に取ると、その画面に映し出されていたのは送信主である相手の名前。数分前にLINE仲間となったばかりの薫子さんからだった。
LINEを開くと、受信をした数は7件。数分の間にかなりのものが大量に送られて来たことが分かる。
『息子と。』
最初に送られて来たのは、たったこの一言だった。しかし、その言葉がすぐには僕の目には止まらなかったようです。
一気に広がった数枚の写メ。女性が男性器を口にした写メ、明らかにオモチャで自らを慰めている写メ。その全てが薫子さんでした。
そして、一番下に届いていたものは、その息子と撮っていると思われる行為中の動画。
『アァ~ン!…、ハアァ~ン!…、』と彼女が大人の女性の声を上げていました。
続け様に、3度も再生をされる同じ動画。あの薫子さんのあわれのない姿に、きっと僕は興奮をしていたのです。
『息子と。』
そのたった一言にも、妙な興奮を覚えてもいました。『あの家で、母親と息子が禁断の行為をしている。』、煽るには充分でした。
その瞬間、LINE電話がなり始めます。僕の既読を確認のでしょう。彼女から掛けて来たのです。
『松下くん、観ちゃった?私と息子とのこと…。』
そう明るく聞いてきた彼女でしたが、内容が内容だけに僕の返事は、『ええ、まあ…。』おとなしいものとなります。
そして、聞こえたグラスの中で転がる氷の音。薫子さんは、きっとお酒を飲んでいるのです。
『私、すごいでしょ~?息子とこんなことしてるんよ?絶対ダメやろ~?アホやろ~?』
赤裸々に話してきますが、返す言葉はありません。母子相姦をしている女性と話をしているというだけで、頭がいっぱいなのです。
それでも言葉を選びながら、続けられていく会話。防衛本能なのか、卑猥になりそうなものはことごとくスルーをしていきます。
そして、不意に切られた電話。切ったのは、薫子さんの方でした。きっと、僕との会話が詰まらなかったのでしょう。
そう思ったのも束の間、すぐにスマホから呼び出し音がなります。もちろん、薫子さんでした。
しかし、それは先程の電話ではありません。画面いっぱいに彼女の姿が映し出されていて、テレビ電話であることが分かるのです。
『やっぱり、松下くんのお顔が見たくなったから…。』
その声は明らかにトーンが違っていて、男を誘惑するものでした。
乗せられたのか、申し訳なく思ったのか、言われた僕はこの顔を映してしまうのです。
映し出す姿は正直でした。先程まで一緒にいた時には感じなかったのに、この画面の薫子さんを見れば、素直にこう思います。
(このおばさん、老けてるなぁ~。)
実際で見るのとは、かなりかけ離れて見えます。やはり、60歳を過ぎた年配の女性なのです。
その女性は黙ったまま、左の肩から着ていたパジャマを降ろします。
しかし、上手く降りないようで、胸元のボタンを数個緩めました。
おかげで、開いたパジャマの隙間から僅かに覗く、左の乳房。映り具合からなのか、加代子さんのものよりも形は綺麗に感じます。
そして、右手はそっとパジャマの隙間へと入り込むと、その乳房を掴んで揉み始めるのです。
片手がスマホを掴んだまま、薫子さんの顔がテーブルへと落ちました。そして、黙ったままに、乳房は揉まれ続けています。
その無言は、僕を虜にしていました。次に起こすであろう彼女の行動を期待をして待ってしまっているのです。
※元投稿はこちら >>