デートで奈美さんが僕に何度も見せていた、あの浮かない顔。それは僕だけでなく、全て男性に興味がないのである。
いや、興味がないことはない。極度の男性不信なのだ。そのため、どうしても男性との会話は長続きをしなくなる。
その気にさせようと僕を誘ったデートだったが、男性を知らなすぎるため、『自分に興味を示したか?。』ということさえ彼女には分からなかった。
その歪んだ性癖が形成をされてしまったのは、今から6年前でした。
奈美さん、当時24歳。
スポーツに明け暮れる生活は、OLとなった今でも変わることはなかった。暇があればジムへと通う生活。
筋肉がのついた身体は鍛えられる代わりに、女性の命でもある胸の乳房はなくなっていく。それでも、後悔はない。いつからか、女は捨てたつもりだった。
そんな彼女の前に、ある男性が現れる。同じジムで知り合った、通い始めたばかりの年下の男性だった。
その彼も、一目を引く奈美さんに魅せられ、心を奪われてしまうのです。言い寄られる彼女。それは、生まれて初めての異性からのアプローチでした。
そう、奈美さんは24歳になっても、バージンを捨てられずにいたのです。
鏡の前に立ち、自分の上半身を見つめる彼女。そこには、女はいませんでした。そこにいるのは男、鍛え上げられた男の身体。
彼女は初めて、女を捨てて生きてきたこの24年を後悔するのでした。目からは大粒の涙を流しながら…。
奈美がバージンを捨てたのは、その夏のことでした。初めてのセックスに何も出来ず、ただただ流されてながら、その背中から男のモノをブチ込まれたのです。
相手に対して上手く声も上げられず、ただ『アゥ…、アゥ…、』と色気のない喘ぎを繰り返します。
そして、彼女へと掛けられる声。
『奈美ぃ~!コレ、美味しい~?美味しいでしょ~?』
その言葉に、『はいっ!…、はいっ!…、』と何度も答えてしまう。それは、スポーツをやっている彼女らしい、とてもハッキリとした大きな声。
涙を流しながら、必死に答えるのです。与えられている快感、それが全てウソだと分かっていても…。
初めてのセックスを終え、疲れきった彼女はベッドへと堕ちていました。毎日鍛えていたその身体も、セックスには悲鳴をあげたようです。
相手はその彼女を見ながら、着替えをしていました。細い身体にはシャツが着込まれ、足からはスカートが上げられていきます。
『ほら、これ…。あと、元気出たら、ごはんに降りて来なさい。』
そう言って、ベッドの奈美さんの目の前には投げ捨てられたのは、真っ黒な男性器。その根元には女性が履けるパンツらしきものも見える。
それは、この日、彼女が初めて目にしたレズビアン用のペニパン。そして、奈美の初めての人は、彼女が普段『義母さん。』と呼んでいた女性でした。
目を閉じていく彼女には、バージンを奪ってくれたばかりの真っ黒な男性器がぼんやりと見えていました。それを思いながら、奈美は深い眠りにつくのです。
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