僕の待つベッドへと、セクハラな下着姿の加代子さんが歩を進め始めた。こちらへと迫って来る赤色に、僕の気持ちも高まり始めます。
彼女の身体が、ベッドに座る僕の前で止まりました。その下着のレースはどれも立っていて、新調したことを伺わせるのです。
僕は彼女に手を伸ばします。両手は腰へと掛けられました。視線はおへそ、そしてその下へと向かいます。見えてきた真っ赤なパンティー。
大事なところは僅かに隠れてはいますが、それ以外はもう、その全てを晒してしまうほどに透けています。
赤いパンティーの先端に出来てしまった窪み。その場所を凝視をする僕に、照れくさい彼女は反応を隠しきれません。
垂れ下がった両手の指先を、無意識に何度も動かしてしまっているのです。
『加代子~?加代子のエッチなところ見せてよ…。』
僕の言葉に、彼女は反応を見せません。何をどうすればいいのかが分からないのです。『例えば、どんなこと~?』、真面目な彼女らしい言葉でした。
自分からは何もせず、その答えを僕に求めてきます。
『自分の手…、ここに入れてみて…。触りなよ…。』
言われた彼女が躊躇ったのは、一瞬。『男に求められたから、仕方なく。』という大義があり、彼女は動くことが出来るのです。
腰にあった右手が上がり始め、その手はおへその辺りへと移動をしました。そして、手は広げられ、パンティーを押し上げると、中へと差し込まれて行きます。
小さいパンティーは下がり、陰毛が露出をしてしまいます。気づいた彼女は手の甲を器用に動かし、せっかく下がったパンティーを上げてしまうのです。
『加代子~?下げてよ…。指で触ること、見せてよ…。』
戻したことが気に入らない僕は、そう言ってみます。しかし、僕の考えは、彼女には上手く伝わらなかったようです。
言われたその手はパンティーを下げ、その全てを露出させてしまいます。そして、股間にあてられた人差し指はオマンコに向けて曲がっていきます。
僕が見たかったのは、赤いパンティーの中で怪しく動く指先。ここまでハッキリと見せてくれと言ったつもりはありませんでした。
『加代子~?指で触りなよ…。その姿、見せてよ~。』
もちろん、その要求はすぐには飲まれません。彼女にも築きあげてきた『真面目。』というキャラがあり、男の前で簡単に出来ることではないのです。
『オナニーしてみてって言ってるんだけど…。』
この強い要求に、加代子さんの気持ちは切れました。目は開かれたまま、顔は僅かに上を向きます。目は少し泳いでいるようです。
内に曲がり気味だった足は開き、そして手のあてられているその指先がオマンコへと押し付けられ、そこを掻き始めるのです。
『ナオちゃん、もういい~?やめても、い~い?』
すぐにそんな弱音を吐こうとする加代子さんでしたが、僕が簡単に許すはずもなく、彼女は自らの指先で身体を濡らし始めるのでした…。
僕と加代子さんが夜の営みを始めていた、午後9時。とあるお宅でこんな会話がされていました。それは、吉川さんの家のリビングです。
そこにいたのは、横になっていた吉川のおばさんと孫の奈美さん。二人はテーブルを挟み、団らんを始めていました。
越してきて間もない奈美さんは、ある男性のことを口にしていました。それは近所に住む年下の男の子。
最近、何かと出会ってしまい、何度も話をしたことで彼女の中にもその男性が気になったからでした。
そして、彼女が聞いたのはもう一人います。それは、これも近所で小さなお店を営む年配の女性。小さい頃から彼女を知っており、少し憧れもあったのです。
それを聞いた祖母の吉川さんは驚き、こんな話をしてしまいます。
『笑うかも知れないけど、その二人、内緒で付き合ってるんよ…。今も…。』
奈美さんは笑っていた…。頭の中で、二人を思い出し、何度も笑っています。
この家に越してきて、近所の方と知り合い、ようやく仲良くなれそうだと思ったその二人が、まさか付き合ってるという現実。笑うしかありませんでした。
しかし、それと同時にこんなことも思ってしまいます。『壊したい、別れさせたい、』という歪んだ気持ち。
更には、『自分のものにしてみたい…。』とさえ、考えてしまうのです。
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