母は髪を持たれ、顔を上げられていきます。長く押し付けられていたため、顔や頬には手すりの痕が付いてしまっています。
もちろん、化粧は剥がれ落ち、53歳の素顔がそこにはありました。
髪を掴まれた頭は引っ張られ、彼の方を向けさせられました。目の前には大きなチンポがあり、女であればその意味は分かります。
それでも、今の母にはその手を延ばすことすらおっくうになっていました。
『ほらぁ~!』
そう言って、強く引かれた髪。おかげでアゴが上がり、母には好都合でした。あとは口を開けば、男の方から突き入れてくれるからです。
いつも通りに開いたつもりでした。しかし、彼のモノは想像以上にたくましく、母の思い描いたフェラチオとはなりません。
必死に舌を使って愛撫をしますが、今までのテクニックが使えないのです。
『ゴフッ…、』
込み上げてきたのは、吐き気。思いの外、奥へと入れてしまったようです。長く女をしていれば、こんな経験など何度もあります。
しかし、彼のソレは違いました。その吐き気が、何度も何度も押し寄せて来ます。苦しさで涙は溢れ、頬を伝います。
涙で歪む母の目が見たもの。それは、必死になって女の口へとねじ込もうとしている男の姿。その顔は、嘲笑っています。
髪を掴んだ水本の手は、フェラチオをしている母の頭を振り、奥へ奥へとチンポを押し込んでいました。今の彼には、母の口はただの『ホール』なのです。
母は水本の本性を見た気がします。こいつにとって、女は『おもちゃ』なのだと…。
『さぁ~、最後どうするぅ~?松下さん、どっちがええ~?中に出してもいい~?』
仰向けにされながら、そう聞いてくる彼に、母は『外に出して…。お願い…。』と小さく呟きます。
もちろん、閉経をした母です。妊娠の心配はありません。しかし、そう伝えた理由。それは、彼と言う人間を理解したからです。
『どうせ、彼は中に出してくる。それなら、自分にウソをつこう。ウソをついて、自分の興奮を高めよう。』
それが母の決断。この男にレイプされるなら、気持ちよくレイプされようと考えました。嫌がりながら、彼の精液を気持ちよく受け入れるのです。
きっと、それはあの安藤さんにはなかったこと。彼女は彼のセックスに溺れ、そして捨てられたのです。そう言う意味で、母は大人でした。
『水本さん、外!…、お願い…、絶対、外に出してよ!』
そう言いながら、彼のピストンを受け続ける母。彼は必死に腰を振り、母を歓ばせます。そして、最後に彼がキスをせがみました。
しかし、そこにはフッと逃げていく母の顔がそこにはありました。彼はそれでも顔を掴み、無理矢理に唇を重ねます。
しかし、そこには彼がものにして来た女はいなかったのです。僕の母だけは、心を許すことはありませんでした。
『イヤよ~!…、やめてよ!…、中はイヤぁ~!…、やめてぇ~~!!』
女が泣き叫ぶ中、水の大きな大砲からは真っ白な精液が吐き出されていきます。女を押さえ付け、欲望のままにその身体の中へと押し込むのです。
母が嘲笑っているとも知らずに…。
ラブホテル『リノ』。ここで働こうとする男たちはあまり長続きはしないようです。この日も、シフト表からは『水本』という名前が消えました。
ある53歳の年増のおばさんに、無理矢理二度目のセックスを求めようとして、大変な目にあったと言います。
顔には赤い紅葉の痕、自慢の大きな股間も腫れ上がるほどに蹴り飛ばされたそうです。
『ナオー!お母さん、行ってくるねぇ~!』
今日も母は僕にそう言い残し、仕事場へと向かうのでした。
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