『ごめーん、ちょっと帰れないかも…。』
たった5分前、清掃を終えてこの事務所を去ったはずの水本さんが、また母の前へと現れました。
『どうしたのー?』と聞く母に、彼は事務所の窓を開け、外の景色を見せます。そこは一面が曇った世界。
事務所に座り込んでいた母では、この辺り一帯を濃い霧が包み込んでいたことなど、知る由もありませんでした。
彼の言う通り、その先の県道もまるで見えず、視界はかなり悪いようです。それで母は分かりました。金曜日の夜なのに、すごく客足が悪かったのです。
時刻は深夜1時半。彼は事務所を出て、休憩所へと向かいます。『こんな時間に男と二人。』、いろいろと心配をしていた母には好都合です。
時刻は2時。あと1時間で母は仮眠を取ります。もちろん、それは規則ではなく、個人的な馴れ。ウトウトしながらも、呼び出し音が鳴れば起きられるのです。
この時、母は休憩所の水本さんへ連絡をしています。内容は、『こっちにタオルケットあるよー。なんなら、客室で寝ればー?構わないからー。』でした。
その時、彼はタオルケットではなく、バスタオルを取りに来ています。客室のシャワーを借りるためにです。
午前3時半。普段であれば、母は事務所の長椅子で仮眠を取っているであろう時間です。確かに、母はその長椅子にいました。
しかし、その姿勢は穏やかなものではありません。手すりにはアゴを乗せ、床につあた片足は、長椅子から落ちようとする自らの身体を支えていました。
狭く、頑丈とも思えぬその長椅子は、母とは別にもう一人の男性の体重までも支えているのです。
男性の手は、ショートカットの母の髪を後頭部から押さえ付け、母の自慢の大きな鼻ごと硬い手すりに押し付けます。
唯一、自由の効くであろう左手も背中に回され、彼に押さえ付けられました。自由を失ったはずの母。
しかし、彼に対して抵抗をすることはなく、逆に今の彼のためにその身体を必死で支えているのです。
上背もなく、そう大きくもない母の身体。その背中には、これまたガリガリとも言える華奢な身体の男が乗っています。
そして、彼の股間から生えた大きな棒は、すでに小さな母の身体を貫いています。重さに耐える母の背中を、また彼の手は強く圧力を掛けました。
これが彼の得意な体位なのです。
施した化粧も元気をなくした深夜、自慢の鼻が潰れてしまいそうになるほど、母の顔は激しく手すりに擦り付けられています。
そして、人生で初めて受けるであろう、男の長いストローク。その長さは遥かに20センチを越え、そんなものを小さな母の身体は受け入れるのです。
『アッ…、アッ…、アッ…、』
事務所に響く小さな母の声。いつもの喘ぐ声をあげないのではありません。すでに焦点は飛び、もう自分の身体ではないのです。
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