住宅へと続く玄関の扉を開いたのは、僕だった。手を引き、後を着いてくる加代子さんだが、その足取りはどこかぎこちない。
濡れてしまったパンティーが、やはり気になるようです。どうにかしたい彼女は、『ナオちゃん、お風呂はぁ~?もう入ったぁ~?』と聞いて来ます。
しかし、その質問に返事をすることはなく、そのまま2階への階段を上り始めると、彼女も下着を替えることはもう諦めてしまうのです。
二階へに上がると、奥の寝室を目指して、暗い廊下を進みます。
手を強く引きながら、『ごめん…、もう加代子を抱きたくて仕方がないんです…。』と言ってしまいます。
そして、ドアノブに手を掛け、扉を開いた瞬間、僕の感情が爆発をしていました。彼女を抱き締め、がむしゃらに唇を奪ってしまいます。
自分でも気がつかなかったのですが、母に見つかってから今の今まで、彼女を失ってしまう恐怖にきっと苦しんでいたのです。
無茶な体勢で、慌てたようにキスをしてくる僕を、加代子さんは嫌がることもなく、ちゃんと受けとめてくれていました。
時には腰を引き、時にはうまく僕を抱き、しっかりと対応をしてくれているのです。
真っ暗な寝室。唇を奪い合いながら、先にベッドへとたどり着いたのは彼女の方でした。膝がベッドにあたり、そのまま身体を倒していきます。
彼女の両腕は僕の首に掛けられていて、僕もそのままベッドへと引き込まれます。バランスを失った僕は、『危ないっ!』と危険を感じました。
このままでは、加代子さんの身体の上に強く倒れ込んでしまいそうなのです。それでも、彼女はその手を離すことはありません。
自分が痛いのを分かっていて、僕を引き倒してしまうのです。
明らかに普通ではない倒れ方をしてしまった僕。思わず、『痛かった?』と聞いてしまいます。
しかし、彼女の口から出たのは、『大丈夫…。私もあなたと同じです…。早くあなたに抱いて欲しくて、仕方がありません…。』と言ってくれるのでした。
その時、『ピッ!』と音がなり、部屋の照明がつきました。見れば、彼女の手には照明のリモコンが持たれています。
明るくなったそこで見えたもの。それは、真っ赤になった彼女の口だった。激しいキスで、加代子さんの口のまわりが赤く染まってしまっています。
しかし、それを口にすることはありません。きっと、彼女と同じように、僕の口のまわりもそうなっていると分かったからでした。
ふと、合ってしまった加代子さんの目。それは僕を見つめていました。
『脱がして…。裸にして…。』
そう言うと、彼女は僅かに腰を浮かせ、自らスカートを上へと持ち上げていきます。現れて来たのは、グレー系の薄いパンティーでした。
お店もこの部屋も真っ暗だったため、その色を確認が出来たのは、この時が始めてでした。そして、その下着を惜しげもなく晒した彼女に驚いてもしまいます。
一目見ただけでも、『濡れてる。』と分かるソレ。お店で僕に激しく掻き回されていたのですから、当然とは思います。
中央は濡れて色が変わり、透けた薄い生地からは真っ黒なビラビラが浮き出てしまっています。
こうなっていることなど分かっていたはずなのに、それでも加代子さんは僕に見せてくれたのでした。
『私のそこ…、びしょびしょになってるでしょ~?…、もう気持ち悪いから、脱がしてください…、お願いします…、』
そう言うと、彼女は顔を背け、その下半身を僕に委ねました。僕はパンティーに手を掛けると、それをゆっくりと降ろし始めるのでした。
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