時刻は午後9時半を回っていた。人の通りも、車の通りもほとんどない真っ暗な中、その扉のカギはまだ掛けられてはいませんでした。
『ガラガラ~…』と開く扉。その音を聞き、奥の方で灯りが灯ります。そして聞こえてくる加代子さんの足音。
『あら、ナオちゃん…。』
カギも掛けずに待っていてくれたのに、いつものように出迎えてくれる彼女。そんな彼女に、僕も『来ちゃったわぁ~。』と普段通りに笑顔で答えるのでした。
僕は後ろを振り返るとカギを掛け、カーテンを閉めます。僅かに入っていた月明かりも無くなり、お店は一段と暗くなりました。
そして、重なっていく二人のシルエット。僕の両手は加代子さんの顔を挟むように持つと、すぐに唇が重なります。
彼女の手も僕の腰へと回され、求めようとして来ます。唇と唇は熱く重なり続け、息をすることも忘れてしまうほど。
唇が離れると、お互いの口からは『ハァ…、ハァ…、』と呼吸をする音が聞こえて来ました。それでもまた、飽きることの無い唇はお互いを求めてしまいます。
再び唇が離れると、二人の口からは『クスッ…、』と笑い声があがりました。激しいキス、そして求め合う愛情に二人して呆れてしまったのです。
『お母さん、何か言ってなかった?…、』
お昼間、母親に土下座をしてまで『僕をくれ。』と頼み込んだ彼女です。やはり、母の言動は気になったのでしょう。
しかし、そんなことなど気にもならない僕は、『そんなこと、どうでもいいやろ~!』と言うと、手で加代子さんの履いたスカートを上げていました。
『ちょっ…、』、そう言って、思わず腰を引いた彼女。僕の手はそれを追い掛け、パンティーの中へと滑り込ませてしまうのです。
『ナオちゃん…、ここはダメ…、向こう行きましょ?…、ねぇ?…、』
突然の行動に慌てた彼女は更に腰を引き、両手で僕の胸を押します。しかし、僕はそんな彼女を抱き寄せると、手はオマンコを触り始めるのでした。
お店の中はとても静かでした。ライトをつけた車が道を走ることもなく、真っ暗でした。そんな中、加代子さんのアゴはいつの間にか、僕の肩に乗っています。
両手は背中へと回し、僕に抱きついたまま、触れられる股間を感じているのです。
すぐに濡れ始めていく、彼女のオマンコ。僕の耳元では、『ウッ…、ウッ…、』と言う感じて始めている加代子さんの声が聞こえています。
そんな彼女に、『いろいろ聞いたよ?ありがとう…。』と、ようやく母親とのことを告げていました。
彼女は、『もう、お母さんとは本音でお話しをさせていただきました。でないと、あなたを貰えないと思ったから…。』と正直に話してくれるのです。
それを聞き、オマンコを触る手にも力が入ります。愛情の表現が、『気持ち良くさせないと…。びしょびしょに濡らせないと…。』と変わってしまいました。
『アァ~…、ハァ~…、』と声をあげ始めた加代子さん。そんな彼女が、『ナオちゃん…。』と突然僕の名前を呼びました。
しかし、気にすることもなく、僕の手はオマンコを触り続け、指は彼女の流す愛液にまみれていきます。それでも彼女は、『ナオちゃん…、』と僕を呼びます。
さすがに手は止まり、『ん?』と僕は返事をしていました。
聞こえて来たのは、『ハァ~…、ハァ~…、』と言う加代子さんの呼吸音。何とか呼吸を整えようとしているようです。
そして、彼女の口から出たのは、『愛してる…。私、あなたのこと、愛してるから…。』という告白でした。
なりふり構わず母から僕を奪いとったことで、彼女の心の中で生まれて初めて、『私が男をモノにした。』と言う感情が芽生えていたのです。
昔から美人だった加代子さん。男に言い寄られることはあっても、自分から態度として示したことは一度もありませんでした。その必要がなかったからです。
しかし、女から男を奪いとったという感覚は、60歳を過ぎた彼女に初めて『自信』というものをもたらせていました。
そして、『もう捨てられる…。自分を苦しめていたものを捨てることが出来る…。』とそんな感覚さえ持ち始めていたのです。
『触って…。私の…、私のオマンコ、触ってください…。』
そう言えた加代子さん。『真面目』『淑やか』、彼女が人生で初めてそれを捨てられた瞬間だったのかもしれません。
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