『301号室は3階になります。そちらのエレベーターで3階へどうぞ~。』
年配のフロントの女性の方に促され、部屋のカギを受け取った僕はエレベーターのボタンを押します。すると、物陰に隠れていた加代子が姿を現すのです。
ラブホテルに通う回数も増えましたが、やはり年齢的に彼女にはまだ抵抗があるようです。
エレベーターに乗り、僅かワンフロアー上へを目指すのですが、その中ではすぐに手は繋がれます。
今まで出来なかったことを取り戻すように、彼女はまた恋愛を楽しもうともしているのです。
廊下を進み、ルームナンバーが点滅をしている部屋を目指します。301号室、やはり角部屋でした。
扉を開け、彼女を先に部屋へと入れます。ヒールを脱ぎ、部屋へと上がり込んだのを確認して、その部屋は密室となるのでした。
部屋へと入った加代子さん。持っていたバッグをテーブルの上へと置きますが、その顔からは緊張が解れていて、いつもの彼女の顔になっています。
スカーフを抜き取った彼女は、『お風呂入れます。』と言い、風呂場へと向かいました。僕はテレビをつけ、部屋の中を見渡すのです。
なかなかアメニティの充実したホテルでした。適当に入り込んだ割りには、当たりだったような気もします。
お風呂からお湯が流れ始め、彼女が部屋へと戻って来ました。そこでテレビから流れるAVに、彼女の顔が少し曇りました。
ホテルでしか観せないとは言え、性格的なものもあるのでしょうか。僕と違い、そんな映像を観せられることには、どうも苦手なようです。
それでもそんな彼女を掴まえ、ベッドへと引き摺り込んでいきます。
一度唇を重ねた僕達。彼女は、僕の膝の上へと寝転がりました。そして視線に入るのは、やはりテレビのアダルト映像。
それに彼女なり頑張って、目を向けようとしているのです。
それは、手錠などで手足の自由を奪われた女性が、2人の男達にいたぶられるといった内容。
嫌がる女性のオマンコに入れられた指が激しく潮噴きをさせ、撮るカメラのレンズを汚していきます。
そして、一人の男性が挿入をし、女性はもう一人の男性のチンポを口に咥えるといったもの。最後はもちろん、中出しでした。
その映像だけでも半分勃起をしてしまう僕。彼女はと言えば顔も背けず、案外そのテレビを観てしまっているようです。
そんな彼女に、『加代子も縛ってあげようかぁ~?』と聞いてみます。彼女は『やめてよぉ~。』と言い、ようやくそのテレビから目を背けるのです。
『入ろうかぁ~?』と言い、僕は立ち上がりました。彼女も身体を起こし、着ていた洋服に手を掛けます。次第に産まれたままの姿へとなっていく僕達。
僕はその場で、加代子さんは風呂場の前まで行ってから、最後の下着を取りました。
そこで気づいたのは、彼女の身体の締まり。完全にウォーキングの効果が出てしまっていて、余分な肉が更に落ちているのです。
『加代子~?頑張り過ぎじゃない~?メチャ痩せてるやろ~?』
と誉めますが、『私、元々は細かったのよ~?』の一言で締められてしまいます。ただ、そんなことではなく、彼女の努力がこちらにも伝わって来るのです。
そんな加代子さんは、『それ、なぁ~に?』と僕に聞いていました。『なんでもない。』と言って風呂場へと入って行った僕達でした。
僕の手には、シートで防水効果のありそうなして、三枚綴りのカタログが持たれていました。それは、このホテルで販売をされているもの。
まだほとんど見てはいませんが、あるものだけには目が移っています。それは、さっきのAVの中で使用をされていたもの。手錠と足かせでした。
『この締まった加代子の身体を、いたぶらなくてどうする~?』、そんなやましい考えしか、今の僕には思い浮かびません。
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