広いホテル、そして広いロビー。午後7時を回っても、新しいお客さんが次々と入って来ている。フロントや仲居さん達も大忙しのようだ。
ロビーでコーヒーを飲みながら時間を潰していると、そこへ通りかかったのは、一組の家族。お父さんとお母さん、そして小さな女の子。
みんなホテルの浴衣を着ていて、この奥にある大浴場へと向かっているようである。女の子が僕の視線に気づき、手を振ってあげた。
しかし、照れた彼女は母親の足にしがみつき、僕を見ながら去っていきます。見送りながらも、ふと思ったのは、隣のへ部屋から聞こえてきた家族の声。
彼らが何号室にいるのかは知らないが、隣の部屋の家族とダブって見えてしまう。
そして、加代子さんの喘ぎ声が聞かれてなかったか?とそんな想像をしてしまうのでした。
しばらくして、通路から女性か数人が歩いて来ます。みんな大浴場から出てきた人達のようで、その中に加代子さんの姿を見つけました。
お団子の髪はほどかれ、後ろで束ねられています。身体は火照り、温泉に浸かってきたことが分かるのです。
僕は立ち上がると、すぐに彼女の手を取ります。周りは誰も知らない観光客ばかり。ここでは、一目を気にすることもありません。
僕に連れられて歩く彼女も、もうその辺は分かっているようです。繋がれた手を離すことはなく、ホテルの中を歩いて回ります。
『人、多いねぇ~?』、周りを見ながら彼女が言います。土産物屋を覗き、ゲームコーナーを覗き、道後温泉の歴史コーナーを見てまわりました。
ホテルの中でしたが、ちょっとしたデート気分です。
一旦、部屋へと戻った僕達。ホテルの案内を見ていると、上階にラウンジがあることが分かりました。
『行ってみる?』と誘った僕でしたが、加代子さんからは『ごめんなさい。私、お酒ダメなの…。』と言われます。
確かに、彼女がアルコールを口にするのを見たことがありません。からっきし飲めないみたいです。
それでもまだ寝るには早く、粘った僕は彼女を連れ出すことに成功をしていました。目指すは、上のラウンジでした。
僕は浴衣姿のまま、彼女はまた紺色のワンピースに袖を通していました。エレベーターの扉が開くと、そこには数軒のお店が並んでいます。
その中にあるラウンジ。照明は落とされて雰囲気がありますが、他のお客さんはみんな浴衣姿のままで楽しんでいて、正装をした彼女が少し浮いて見えます。
カウンターに席を取り、カクテルを注文しました。かなり甘そうで、加代子さんにはアルコールの押さえられたものが出されました。
初めて目にする、お酒を飲む彼女。本当にアルコールが弱いみたいで、口をつける程度しか進んでいきません。
そして、カクテルグラス半分くらい飲んだところてで、『これ以上は無理かも…。』とその口は止まってしまいます。
自分の限界を知っているみたいです。僕は、『もっと飲みなよぉ~。酔って寝たら、脱がせて好きなことするからさぁ~。』とからかってみます。
彼女は、『なら、ここまででやめます…。』と笑って答えてくれるのでした。
一時間くらい時間を潰した僕達は、支払いを済ませてラウンジを後にします。エレベーターに乗り込み、彼女を見ると顔が真っ赤になっていました。
目も赤く、弱いお酒をボクのために付き合ってくれたことが分かるのです。
『顔、真っ赤よ?』と言うと、『でしょ~?だから、飲めないって…。』と笑っていますが、酔って少し苦しそうな感じです。
それは、部屋に戻っても同じで、敷かれていた布団の上へと倒れ込むと、そのまま目を閉じてしまうのです。
僕は座卓に腰を降ろし、テレビを観ていました。しかし、その視界には眠る加代子さんの姿があり、気になって仕方がありません。
それでも時間は過ぎ、夜10時を回っていきます。相変わらず眠り続ける彼女。着ているきれいなワンピースにもシワが入っているようです。
僕の手は、寝ている彼女の胸元に手を掛けていました。胸元のボタンを外し、手首の留め金もほどきます。
弛んだ服は、寝ている彼女の身体からは抜けていきます。僅かに目を開きましたが、今はまだ話せる状態ではないようです。
スリットが脱がされ、靴下が足から抜けても、僕のされるがままとなってしまっています。
『ウゥ~ン…、』
と言って、片手を目の上に乗せた彼女。覚めてない目は、もう自分が下着姿にされていることを知っているのでしょうか。
また彼女が『ウゥ~ン…、』と苦しそうな声をあげると、身体をくねらせ、片足が折れ曲がります。
開いた股間には新しく履いたと思われるパンティーが履かれていました。それはもう、完全に無防備となってしまうのです。
僕の手は、乾いた音を感じ取っていました。それは、彼女の股間に這え揃った黒い陰毛。そこを数回掻くと、更に奥へと進んで行きます。
指は遠慮なく、オマンコを触り始めてしまいます。穴を探しあて、何度も何度も時間を掛けてトライをするのです。
『やめてぇ~…、やめてぇ~…、寝させてぇ~…、』
さすがに加代子さんも、それには気がついたようです。
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