こんなに時間が、速くも遅くもに感じたことはない。そんな土曜日だった。おばさんが仕事をしているであろう昼間、やりこともない僕はただ部屋で過ごす。
オンラインゲームをするが時間は立たず、結局時間を進めてくれたのは、僅な睡眠だった。
夕方になり、僕は早いお風呂に入っていた。この頃になれば、もうおばさんとのベッドインが頭を巡り、皮膚が破損をするほどにタオルが身体を擦り洗う。
そして、午後7時。『遊びに行くわ!帰って来ないかも。』と母に告げ、家を出るのです。
おばさんの家に着いたのは、約束の7時30分。聞いていた通りに扉のカギは開いており、僕はまたこの伊江に入ることになる。
そして、『カチャ。』というと音とともに、扉には施錠がされた。そこまでは、おばさんも言ってなかったこと。自分の考えで、カギを掛けたのです。
『こんばんわぁ~!』、声を掛けると、奥からおばさんが現れます。『こんばんわ。あがる?』と言って僕を迎え入れてくれます。
6日ぶりに会う彼女。その振る舞いは普通で、キスをしてことなど忘れているようにも感じます。
いつものようにリビングに座ります。彼女もいつもの地味なセーターを着込んでいて、普段通りです。
そして、いつものように飲み物を出された時、『今日、お泊まりする?準備はしてあるけど。』と言われます。
少し驚きました。おばさんの口から、先に言われるとは思わなかったからです。
彼女は告げると、すぐにキッチンへと向かいます。ボクが『泊まって帰ってもいい?』と声を掛けると、『わかったぁ~。』と返って来ました。
キッチンへ逃げたのは、僕に聞いて来た彼女も恥ずかしいのです。
僕がキッチンに顔をして出すと、『ん?なに?』と聞いて来ます。そんな彼女に、『なぁ~?おばちゃん、一緒にお風呂入らない?』と誘ってみました。
『お風呂~?恥ずかしいわぁ~。堪えて~。』と言う彼女。下を向いた顔はとても上げられず、きっと真っ赤になっているのでしょう。
しかし、顔を上げ、『ナオミチちゃん、お風呂入ってない?入れようか?』と彼女は風呂場へと向かうのです。
リビングで過ごしていた僕。時間が長くも短くも感じます。彼女は僕の前に立つと、『お風呂、入って?』と言います。
僕は立ち上がると、彼女の手の手を取りました。彼女は、『もぉ~。堪えて~。おばちゃん、無理だから~。』と恥ずかしそうに抵抗をします。
それでも、『行こ!一緒に入るよ!ほらぁ~、行くよ!』と僕も諦めません。
折れたのは、彼女の方でした。『もぉ~、恥ずかしいわぁ~。』と照れくさそうにしながらも、その足は風呂場の方へと向かうのでした。
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