トイレから出てきたショウコさんがこちらに向かってくるのを確認する。
思ったより時間かかったなと思う。
カツカツと音を響かせ歩いている姿に店内の人の視線が集まっている。特に男性の熱い視線がショウコさんの美しさを物語る。犯りたいと思って見ている男もいるだろうが、この後、恥態をさらし淫れ狂う淫乱な女性だとは誰も想像してないだろう。近づいてくるのに合わせカズマも席をたつ。
「すみません、お待たせしました。」
「いえいえ、では、行きましょうか。」
伝票を持ちレジへと向かうカズマのあとをついてくる。ショウコさんはお代を払おうとするが、制止し支払いを済ませ店を出た。
「ありがとうございます。また払っていただいて。」
「いや、気にしなくていいです。ショウコさんに会えるなら安いものですよ。」
いい天気だ。秋が近づいてきてるとはいえ昼の日差しは強く暑い。
「天気いいですね~。ちょっと暑いですけどドライブするにはちょうどいいですね。では行きましょうか。」
ショウコは、出てきた単語に戸惑う。
ドライブ?どこかに行くの?
おしっこ、、、、
我慢できるか心配だった。
「あの、車なんですか?」
「あ、言ってなかったですか?ちょっと行ってみたいところがあるので、車なんですよ。車停めれるところにしたかったので、今日この店にしたんです。といっても、そんな遠くに行くわけではないですよ。帰る時間もありますから。」
今日は、あらかじめ何時まで大丈夫か確認していた。前回より遅くなっても大丈夫と聞いていたので、ちょっと遠くに行こうと計画した。といっても行き先はラブホテルなのは変わらないのだけれど。
「そうですか、分かりました。」
返事をしてカズマの後をついていくが、我慢できるか心配だった。そんなに遠くないと言うのを信じるしかない。帰りは遅くなっていいようにしてきた。時間は気にしたくなかったから。期待と不安が入り交じる。
駐車場に停まる黒いワンボックスカーの前に着くとカズマは助手席のドアを開けショウコさんに乗るようにジェスチャーする。乗ったのを確認しドアを閉めるとカズマも運転席に乗り込む。
「では、行きますね。」
「はい、お願いします。」
駐車場を出て道を走り出す。
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