前回会ったときの印象に近い雰囲気を醸し出し始めたショウコさんは、普段通りの自分に戻ったのだろう。ぎこちなさがなんとなく消え、会話に困ることもなく楽しく食事が進んだ。こんなことがきっかけになるとは思ってなかったが、結果オーライ。こんな美人と食事する機会もそうそうないので存分にこの時間を楽しんでいた。凛とした表情、時おり見せる笑顔、見とれてしまう。ただ、頭の片隅にはショウコさんの恥態が思い浮かび、心の中で目の前のショウコさんと比べ、にやついていた。
食事が終わり、食後の飲み物を飲み終わる頃席をたとうとショウコさんが立ち上がった。
「お手洗いに行ってきますね。」
歩き出そうとするのを制止する。
「ちょっと待ってください。」
言うと同時にスマホを持ち、文字を素早く打つと画面を見せた。
一瞬、固まったショウコさんの顔が赤くなってくる。
スマホをテーブルに伏せる。
「どうしました?どうぞ、行ってきてください。」
「、、、あ、、、、はい、、、」
一瞬緩んだ雰囲気が、店内を見回してまだ人が多数いることを確認すると再び引き締まる。荷物を手に持ちカツカツと音を立てかっこよく歩いていった。
トイレに入っていくのを確認すると、カズマはスマホの画面を確認し、
ションベン禁止
と書かれた文字を消した。顔が赤くなったので、何をさせられるか想像したはずだ。ただ、トイレには行ったので、本当にしてこないかどうかは分からない。ショウコさんがどうするのか楽しみにしておこう、そう考えていた。まあ、しないで戻ってくるだろうけど。
ショウコは、トイレに入ると鍵を閉め、そのままドアにもたれ掛かかると張っていた気が緩む。
あぁ、、、
この後の事に、期待しかしていなかった。期間が空いてしまったこともあり溢れる気持ちが抑えきれないでいる。来る途中から胸の高鳴りは抑えられず、お店に到着してカズマさんの顔を見て前回の行為が思い出され恥ずかしさが込み上げた。たくさん人がいるのに、いや、たくさん人がいるから、何もしてないのに、されてないのにどうにかなりそうだった。平静を装うのが大変だった。愛液がスカートに染みないか不安でしょうがなかった。どうしようもなく淫らで、はしたない私。こんなところで、恥ずかしい姿を晒すわけにはいかない、その思いだけで、なんとか耐えた。
あの、、、指示、、、
きっと、、、また、、、、
ブルッと身震いが起きる。
羞恥の極みとも言える行為を思い出し、興奮が身体中をかけ巡る。
ダメ、、、
必死に気持ちを落ち着かせる。
便座に座り、濡れた下半身を拭き取る。今日すでに二回目だ。電車を降りて店に来る前に駅で垂れそうになるほど濡れていた下半身を拭いてきた。どうしてもはしたなく濡れてしまう下半身。エッチなことばかり考えてしまう破廉恥な私。情けなくどこまでも淫らだ。
便座に座ったことによっておしっこを出してしまいそうになるが我慢する。家を出る前にもしてこなかったので、尿意は結構あった。こんなことなら駅でトイレに入ったときにしておけばよかったと後悔する。我慢できないことはないけど、いつまでもつかは正直分からない。少し不安だったが、この後ホテルに向かうだろうからそれまでは大丈夫だろうと思う。立ち上がり水を流すと、鏡で化粧のチェックとスカートにシミがついてないか確認して気を引き締めトイレを出た。
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