カズマに寄りかかり力が抜けているショウコさんを後ろからそっと抱きかかえる。そのまま少し時間が経つと、ショウコさんが、ごそごそと動き始める。カズマの腕をそっと離し、胸を隠し動こうとする。
「どうしたの?」
「、、、あの、、、トイレに、、、」
「あ、ごめんごめん」
いいながら、ふと思い付く。ベッドから足をつけ立ち上がろうとしているショウコさんに再び声をかける。
「小だよね?するところ見せてよ。」
え?
困惑した顔でこちらを見ている。
「あの、、、?」
「見てるとこでしてよ。してるとこ見せて。」
「、、、そんなの無理です、、、」
さすがに人前で排泄行為をするのはありえなかった。そんな恥ずかしいところは、絶対に見られたくなかった。断ったショウコさんは立ち上がろうとする。
「じゃあ、見せてくれたらまた会おうよ。それでどう?」
ピクッと反応し動きが止まる。
、、、、
無言の時間がショウコさんの迷いを表す。
そんな、、、こんな交換条件、、、
また、、、会いたい、、、
でも、、、、
そこまでして、、、、
また別の人探しても、、、、
でも、、、あぁ、、、
色んな思いが錯綜する。迷っている間にも尿意はどんどん膨れ上がる。カズマは返事をじっと待つ。確率は半々か若干見せる方を選択すると思っていた。
ああ、、、どうしよう、、、、
さすがに無理、、、
ああ、、、でも、、、
会いたい、、、、
また、、、いっぱい、、、
感じたい、、、、
ネットを見ていると、放尿姿を上げている人、人前で放尿している人、そういう画像や動画は目にしてきた。流石にありえないと思っていた。こんな姿を見せるなんて、バカじゃないの、変態。それくらい思っていた。そんな共感できない行為の選択を今迫られている。いや、拒否して、もう会わなければいいだけ。それなのに、迷っている。違う、見せてまでも会いたいと思っている。
あぁ、、、見てもらうの?
おしっこするとこ、見せるの?
人前でおしっこするの?
そんなの、、、
そんな、、、恥ずかしいこと、、、
あぁ、、、
あんなに、、、ありえないと思っていたのに、、、
私、、、私が、、、、
そんなことするの、、、?
いや、、、、
思ったより沈黙が長い。ショウコさんはもじもじし始めている。
「、、、また、、、会いたいです、、、」
沈黙が破られた。
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