「あ、、、あの、、、
その前に、、、トイレに、、、
行きたいです、、、、」
ずっとトイレに行っていない。まだ我慢できないほどではないが、前回のようなことは絶対に避けたい。予想外に外を歩くことになった上に、日陰で寒く、コートを開けたことにより冷気が直にあたり尿意が徐々に増してきている。すぐにホテルに行くと思っていた為に、トイレに行かなかった事が駄目だった。というか、カズマさんの前でしたかったから、放尿姿を見てもらいたかったからしなかったのだけれど。物凄く恥ずかしく、絶対に見られたくない姿なのに、恥ずかしさと開放感、惨めな気持ちが得も言われぬ快感をもたらし、見られたいと思ってしまう上に見られることを期待してしまっている。
「トイレ?我慢できないんですか?」
「いえ、、、まだ、、、
大丈夫なんですけど、、、、」
「じゃあ、後でいいじゃないですか。それに漏らしていいですよ。ショウコさん、漏らすの好きなんだから。それか、その辺で得意な立ちションすればいいですよ。どっちでもちゃんと見ててあげますから。」
「いや、、、それは、、、、
こんな、、、すぐそこに、、、
人が、、、それは、、、許して、、、
こんなところで、、、無理です、、、」
言われることはある程度想像していた。それでも、漏らすのだけは絶対に避けたかったので、早めにとりあえず言ってみただけだった。偶然人がいなくて良かったが、大人の女性として、もう二度とあんな屈辱は嫌だった。そう思っているにもかかわらず『嫌い』という言葉を使わなかった。きっと、使えばカズマさんは、そうならないようにしてくれる。なのに、すべてのプライドが崩れ落ち情けなく惨めに尿を漏らしたあの瞬間、死ぬほど恥ずかしいのに感じてしまった事実。意図して出すのとは違う快感、あの時みたいに本当に漏らすのはもう嫌だけれど、漏らさせられるのはありだと思ってしまっている。
「そんなに漏らしたいんだ?あんな情けない姿晒してまた見てもらいたいとか、ほんと変態ですね。あんなに感じちゃってたし、よっぽど気持ち良かったんですね。」
「そんな、、、違う、、、、嫌です、、、、
あんなのは、、、もう、、、嫌です、、、、、」
見透かされたような言葉に首を左右に振り必死に否定する。それでもあの光景が頭の中に浮かびドキドキが止まらない上に、こんなことを話しているとますます尿意も増してくる。
「そうですか?まだ会ってから大して時間経ってないのに、おかしいなあ。そのつもりだったんでしょ?まあ、どっちにしても駐車場に戻るか、下に降りるかしないと無いですよ。もう少し先に行けば下に降りる道がありますから行きます?コート開けたまま行くなら先でもいいですよ?」
きっとカズマさんは私の気持ちなんてすべて分かっている。下の広場に視線を移すと子供達が遊んでいる側に建物が見える。きっとあれがトイレなのだろう。あそこにこんな格好で行くのは無理だ。まだ、大丈夫だから諦めるしかない。
「、、、、いえ、、、大丈夫です、、、、」
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