少し抵抗すると思っていただけに、素直に指示に従いコートの前を開けようとしているのに少し驚いた。顔を見ると蕩けそうな表情でこちらを見ている。妖艶で美しく、底知れないいやらしさを感じる。腕にかけているバッグが邪魔そうでやりにくそうだったが、コートのボタンを外し終わるとようやく今日の服装が分かる。タートルネックの薄いグレーのニットは指示通り体に密着し、コートに隠れていたスカートはワインレッドの膝上丈で今までより短かった。黒のタイツと黒のショートブーツで格好良く決まっている。今までのショウコさんなら人を寄せ付けない雰囲気を醸し出していたはずだ。コートの前が広がらないように手で引っ張って持ち肝心の胸は隠れたままだ。
「ショウコさん、手離しましょうか。鞄持ちますね、邪魔でしょう。」
左手を差し出して言う。
「あ、、、はい、、、、、」
素直に手を離し、鞄を渡してくれた。手を離したからといってすぐにコートが広がるわけでもなかった。というか普通に隠れたままだ。
「胸が見えるようにコート広げて。」
キョロキョロと辺りを確認し後ろも振り返って見ている。
「、、、、、はい、、、、、」
右と左を順番に開き胸の膨らみに引っ掛けるように開くと、見事に勃った乳首が服の上からはっきりと分かる。
「うわあ、恥ずかしいね。おっぱい丸分かりだ。乳首そんなにビンビンに勃たせて、いやらしいなあ。」
いつも胸を張って堂々と歩いているショウコさんが背中を丸めなるべく胸をへこませるようにしている。そういえば今日はずっとこうしていたのかもしれない。ここまで露骨ではなかったので気づかなかったが、凛とした雰囲気がなく自信なさげになり、感情が露になっているのかもしれない。
「ぁぁぁ、、、、」
「どうしたの?そんなに縮こまってないで、いつもみたいに堂々と胸張って歩きなよ。いやらしい乳首見せつけてさ。」
「、、そんな、、、、
、、、無理です、、、、、」
右腕で隠そうと上がってくるが、胸の下で止まる。
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